雨の日には一緒にお茶を 1
『だめです!絶対だめ!』バスルームに立てこもったカイルの声がドアの前にいるシヴァの顔を曇らせる。『カイル?大丈夫だから。』『それでもだめです!』シヴァは溜息をつくとドアに手を当てて額をこつりと当てた。『わかった。でも風邪をひかないうちに出てきてくれ。』なんでこんなことになったのか。シヴァは居間の暖炉の前に座るとうなだれた。シヴァにとってはそんなに大事ではないのだが、カイルのとっては一大事のようだ。...
2024/04/22 22:35
2024年4月 (1件〜100件)
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