京町家で食事と喫茶
萬福寺の桃戸、桃符を見た後は祇園花見小路の🍑「ぎおん桃庭(たおてい)」(ネット画像借用)ここは、大正6年(1917)に建てられた元お茶屋の「吉初」です。谷崎潤一郎の年表詳細に、大正14年(1925)2.28『吉初に電話をください』、昭和元年(1926)4.20『京都祇園花見小路吉初にて、里見弴と遊ぶ。』とあり、関東大震災(1923)直後、関西に拠点を移した頃から「吉初」を贔屓にしていた様子がうかがえる。谷崎潤一郎(1886〜1965)40代当時の谷崎は、「痴人の愛」を新聞連載、刊行し人気作家の仲間入りをしていた頃。「ぎおん桃庭」は「吉初」をリノベーションした中華料理店一階のバーカウンターを過ぎ、二階に上がる坪庭が見える谷崎の間谷崎が執筆に利用していた部屋谷崎自筆の手紙谷崎源氏の復刻本さて、...京町家で食事と喫茶
2024/10/31 22:31