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信じるとはどういうことなのか
当たり前のことだけれど、宗教があって阿弥陀仏があるわけでもなければ 教団があって阿弥陀仏があるのでもない。念仏は宗派の専売特許でもない。 阿弥陀仏があって自我…
2024/06/15 00:00
楞伽懸記にある龍樹
仏国土は星の数ほどあると言われていて、阿弥陀仏の仏国土は浄土とも言われる。 では、この世は何という名の仏国土かといえば「娑婆(Saha)」というが、 浄土のよ…
2024/06/14 22:46
無量寿経に見る三毒五悪段
大経と呼ばれる無量寿経は、康僧鎧訳(魏訳)において、17,421文字の漢字で書かれている。 この漢文では、サンスクリット文からいくつかの加上が見られるが、 中…
2024/06/13 01:12
分かること、できること
分かることと、できることは違う。これは誰でも理解はしている。 個人においても、組織においても、 今、どういう状態に置かれているのか 周囲環境はどう動いているの…
2024/06/11 10:00
個々人で持たねばならない縦の糸
昔から言われているように、仏教は道徳とちがう。 それは道徳を排除することではないし、何らのコンフリクトもない。 人に優しく、救いの手を差し伸べ、柔和に接し、き…
2024/06/10 09:43
仏教でなくてもよいこと
日曜礼拝のご法話を聴聞して、思わされた。 介護、うつ病、壮絶な人生を生きる人がいる。思わされるのは、 自分には、誰の真似もできない。小学校に入りたての子供を轢…
2024/06/09 18:24
果位は他人事ではなかった
無量寿経巻下を読経中、浮かんだ。 「因位の自覚を持ちなさい」 因位とか果位というのは、仏の世界で他人事のように、そうなのですかで聞くなと。 たとえ5年先のこと…
2024/06/08 08:44
お釈迦様の覚りは何だったのか
人智を超えたところに仏智がある。 説明ができることではない。 釈迦が覚者となって人に法を説いたが、 例えば、お経の内容を見るに、後年の加上があるにせよ、釈迦以…
2024/06/06 23:40
どんな僧侶になってゆくのかしら
僧侶、と一言でいうが実に多彩なのだと今更ながら思わされる。 別に国内に限ったことでもなく、現代に限ったことでもない。 自分にとって、明らかに違うと思うのは、 …
2024/06/05 09:52
あさましきもの
繰り返し、くりかえし現れる「あさましい」という言葉。 現代でも、あらゆるところで見聞きする。教義のことではなく人間性なのだ。 歎異抄の十八条、 まことに、われ…
2024/06/03 21:12
かどをきけ
歎異抄のような伝聞形式で伝わる「蓮如上人御一代記聞書」。 内容は316条と膨大な伝聞が伝わっているが、御文とはまた違った角度でその教えを味わえる。 むしろ現代…
2024/06/02 09:57
南無阿弥陀仏そして阿弥陀仏
南無阿弥陀仏の後に、阿弥陀仏と噛み締める。 同じではない。日々、読経や勤行を続けているとこの感覚になる。 理屈ではなく、音の違いでもない、明らかな違いと言える…
2024/06/01 21:04
平和な時代の南無阿弥陀仏
「アンタの南無阿弥陀仏は平和な時代の念仏やな。」 確かに、歴史を紐解くに現代ほど恵まれた時代はない。 人権のない時代に生きた人もいる、戦争に駆り出され異国で斃…
2024/05/31 18:26
南無阿弥陀仏と阿弥陀仏
いつも、南無阿弥陀仏て言いよるな。なんでですかいな。 ワシも、よう分かりまへんねん。気がついたら口に出とるんですわ。 阿弥陀仏て、ほんまにおってですんかいな。…
2024/05/30 16:34
弥勒菩薩が見た不思議な光景
無量寿経の最後あたりに慈氏(弥勒)が釈迦に尋ねるシーンがある。 阿弥陀仏の浄土で、他の仏国土から生まれてきた者たちを見たという。 蓮華の蕚(うてな)に跏趺(か…
2024/05/29 08:22
インプットから変えなさいと
日頃のインプットを変えてゆきなさい、と聞こえる。 一般的にいう生活習慣を改善しましょう、とかと同じなのだろうか。 日頃、見るもの、聞くもの、食するもの、飲むも…
2024/05/27 10:35
南無阿弥陀仏をとなうれば
三帖和讃浄土にある「現世利益和讃」15首には、 「南無阿弥陀仏をとなうれば」が10回現れる。 これに続く言葉に、神、鬼、龍、天、王、祇などが登場する。 不思議…
2024/05/22 00:00
四十になる前に
BY AGE 40 YOU SHOULD BE SMART ENOUGH TO REALIZE THIS:40になる前に気付いておくべきこと 1. Some…
2024/05/21 10:53
大切なことはすべからく物語から
昔から、戒というのがあり、戒律ということも作られてきた。 人間社会でも法律や規則はあるが、むしろ自戒という意味合いが強い。 禁止事項というよりは、十善戒という…
2024/05/20 11:06
ありがたがるべき根拠はどこに
昔から大乗非仏説と言われ、さらに浄土教はその最たるもので、 浄土とか他力とかいうことは加上(後付け)に過ぎず、釈迦が語ったことではない 江戸時代の富永仲基をは…
2024/05/19 10:55
おばあさんの教え
本当の幸せかい?それはね、こういうことさ。 1. Always remember that there is nobody on this earth tha…
2024/05/16 10:53
本願があるからではない
無量寿経にはいくつかの漢訳があり、二十四願や四十八願などいくつかあるらしい。 サンスクリット文の原典には四十八の誓願があるものが見つけられない。 四十七願や四…
2024/05/15 14:24
和顔愛語のひと
人が社会で生きてゆくとき、チームで仕事をせねばならない時、 自分一人の思い通りにならないことは、当たり前なのだが、 正論を通せば良いという考えになることがよく…
2024/05/13 19:13
あなたはどう思うか
経典の中で、釈迦が弟子に“tat kiṁ manyase”(其方はどう思うか?)と尋ねるシーンがある。 阿弥陀経には「於如意云何」と出てくるのがそれで、 無量…
2024/05/12 22:05
正信偈に繰り返し現れる
毎日、声に出す正信偈。 一文字ひと文字、昔から読み継がれてきた。 繰り返し現れる文字がいくつかある。 明、楽、誓、証は8回 一、仏、来は9回 入、生、本は10…
2024/05/09 09:03
彼岸に渡る3つの条件
彼岸のことを、"pāra" (पार:パーラ)波羅という。 彼岸に渡ることを、"pāramitā"(पारमिता:パーラミター)波羅蜜多 (諸説あり) 彼岸…
2024/05/07 23:23
仏教をビジネスに活かす
ビジネス啓発本やポッドキャストで仏教がビジネスに役立つ系のものがある。 詳しく読んだことがないけれど、自分のビジネス経験で思うのは、 それ仏教でなくてもいいで…
2024/05/06 20:21
悟りたいがまるでない
無量寿経にある有名な四十八願。全て「設我得仏」(たとい我、仏を得んに)で始まり「不取正覚」(正覚を取らじ)で括られる。私は何としても悟りたいから、悟りを得るた…
2024/05/05 11:45
お経には力があるか
何千もあるお経のうち、自分が繰り返し読誦できるお経は決まっている。 お経のみならず、論註、偈文、和讃、御文に至るまで、 唱えさえすれば、何かが作用するから読誦…
2024/05/03 08:01
行業果報という不可思議
阿難白仏 我不疑此法 但為将来衆生 欲除其疑法 故問斯義 (無量寿経巻上) 阿難、仏に申して言う。「我、この法を疑わず。ただ将来の衆生のために、その疑惑を除か…
2024/04/30 00:07
わたしの場合
僧侶になったが、わたしの場合ということがある。矜持とかではなく、他の人には当てはまらないからで、分かっていなければ、何をしているのかがブレてしまうこと。他の宗…
2024/04/27 08:24
阿弥陀仏の十九の光の名
阿弥陀仏の光を讃える呼び名、現代のインド人も部分的に共通する名前を持つ人が多い。 是故無量寿仏。号無量光仏◦無辺光仏◦無碍光仏◦無対光仏◦焰王光仏◦清浄光仏◦…
2024/04/23 23:20
生命の前には価値も無価値もない
母がたおれて以来、意識があるように目は動いているが 身体はもちろん声も出せない。 何もいいこともない、いつまで続くのか分からないこんな時間に価値などあるのか …
2024/04/21 17:46
脳と心と体にいい習慣
人にありがとうを伝える起床したら白湯を飲む朝に日光を浴びる散歩の時間を作る鏡にポジティブな言葉を伝える20分の入浴で浸かって流す15分のフィエスタ12時間断食…
2024/04/21 17:19
偏袒右肩長跪合掌
無量寿経の冒頭にあるこのシーン。 尊者阿難 承仏聖旨 即従座起 偏袒右肩 長跪合掌 而白仏言「爾の時に、世尊、諸根悦予し姿色清浄にして、光顔巍巍とまします。尊…
2024/04/18 18:24
おじいさんの言葉
あのな、もし仏教して得々とした顔で人より偉くなったと思うようになるなら せんほうがマシやで。ほんまに仏道を歩んでいる人間は、誰かより優越になることはないんや。…
2024/04/16 22:52
本当のところ三宝に帰依したか
仏教徒は三宝に帰依する。これは宗派問わず共通している。 ただこの三宝というのが、個々人でかなりな違いがある。 宗派によっては、仏が違うし、教義も異なる。僧に至…
2024/04/11 08:36
どこかにある光明なのか
吉川英治「宮本武蔵」地の巻に光明蔵という章があった。 姫路城の開かずの間に三年間幽閉される身となった武蔵に、 沢庵房が言い残した言葉、和漢の書籍だけはいくらで…
2024/04/07 23:30
光をさえぎるもの
阿弥陀仏のことを無碍光如来(Amitābha)という。 南無阿弥陀仏は、帰命無碍光如来ということでもある。 無碍の光とは、遮られない光なのだが、すごい光なのだ…
2024/04/06 18:08
無我でない他力はあやかりか
「我欲手伝う仏おわざす」という池田勇諦師のご法話で、はっきり言い切られた通り、 そういう仏も神秘的な力もありはしない、がそれがあるのですよという宗教の方が多い…
2024/04/03 13:18
嬉しいと感じるとき
喜び、歓び、慶び、悦び、つまり嬉しいということなのだが、 喜びは喜びでしょ、で終わっている現代人の私には、文章を書く教養で漢字を変えていても、 日常的にここま…
2024/04/02 09:22
般若波羅蜜多
般若波羅蜜多(プラギニャパーラミター)प्रज्ञापारमिता Prajñāpāramitā はPrajñā(般若=智慧)pāramitā(波羅蜜多=完成…
2024/04/01 00:45
理解したというゴールがない
だから何、それはどういう意味があるのか、は他人に問うことでない。 唯識、だから何?は教えてもらうことでもない。 自問するが、勝手な思い込みを無学に広げても仕方…
2024/03/31 11:46
唯識三十頌 玄奘訳概要
天親による意識(仮想的な性質の存在)を説く三十の偈頌 1. 意識の特徴意識から離れた抽象的な外的現実の存在があるのかないのか。もし意識の仮想的な性質しかな…
2024/03/25 10:27
知識でないところの仏教
現時点でのデジタル技術で、十分可能なこととして例えば バーチャル僧侶みたいなものができる。チャットやリモート会話ではつまらないので、 ホログラムに姿を現して表…
2024/03/24 00:00
唯識三十頌
唯識三十頌(じゅ)という天親菩薩の著とされる30の詩歌。 梵文とそのアルファベット表記があり、法隆寺の漢文が残っている。 問題は、現代人の自分からしてみて漢文…
2024/03/23 14:04
母の死期を共にする
心肺停止になった母が蘇生を受けて持ち直したものの、 ICUに担ぎ込まれてからは、意識もない状態が続いた。 ホスピスに移送する中で、何度か目を開けては私の顔を見…
2024/03/22 01:15
お彼岸のお墓参り
日曜日は彼岸の入りで父の墓にお参りして、 今日は彼岸の中日で嫁の祖父母の墓を参った。 父の墓は、近所の公園墓地に建てた。桜が見える芝生の開放的な区画にある。 …
2024/03/20 22:35
唯識について、だから何?
潜在意識とされる末那識と阿頼耶識に至るまでのところで、分かりやすく纏めてくれていた。 On the Construction of Non-Existent …
2024/03/17 10:51
引き算して零にはなれない
執着を捨て、怒りを捨て、欲を捨て、思い込みを捨て、 そして自我を捨てる。これらは引き算になるだろうか。 自分が抱えるものの上に足し算する仏教はないし、 あやか…
2024/03/10 00:06
得度式を通して
2024年3月7日。東本願寺得度式。 お寺というのは、そういうことなのか、僧侶とはそういうことかと 認識を新たにした。 特別な思い入れもないまま、導かれるまま…
2024/03/08 04:48
勝手に仏道をゆく
よく聞く「仏弟子」という言葉。 思えば、自分は仏弟子などと思えたことがない。 「私は仏弟子」という主語の「私」は自我なのか。その自我が決めることか。 そんなこ…
2024/03/02 22:26
救われたいと救われているの違い
人が覚って仏陀となり、如来として迷う衆生を救済する。 とかいうのは頭で想像し得ても、生きているうちに俯瞰できるようなことではない気がする。 そもそも、救済とい…
2024/02/29 09:57
川の流れのように
お爺さんの言葉。 人の一生は川の流れみたいなもんでな。 雪解け、湧水、雨雫が小さな流れになってゆく。生まれた頃のヨチヨチ歩きやな。 それが続いていって岩間を縫…
2024/02/27 21:19
生命のおわりを共にする
今頃はもうデリーに着いているはずだった。 午前のフライトに合わせ早朝に家を出て、ラウンジで朝食中に電話が鳴った。 母が心肺停止、という。覚悟はしていたが、突然…
2024/02/25 21:57
もうオシマイ
父が肺がんとなって、数年入退院を繰り返していたころ、 仏壇屋に立ち寄ることがあった。一緒にいた自分にとって違和感があったのを覚えている。 その後、ホスピスへの…
2024/02/23 23:45
あゆみをとめるなと
人というのは、何かのプレッシャーとか願望とかがある方が、真摯に生きられる。 真摯に生きようとしていなくても、そういうゾーンに入ると真摯になっている。 それに向…
2024/02/22 08:33
相手にされないわたし
私が時間を過ごしているが、時間は私を相手にしているのか。 私が陽の光を浴びているが、太陽は私を相手にしているのか。 私が命を持っているが、命は私を相手にしてい…
2024/02/20 08:23
無碍の光はとどけども
阿弥陀如来は、無碍光如来(Amitābha Tathāgata)とも呼ばれるが、 無碍光は、何にも遮れない光、影を作らない光、どこまでも届く光をいう。 源信僧…
2024/02/19 20:15
責任があると言うこと
人間がその国の社会で積み上げてきた人類の叡智が、 社会システム、法規制、インフラ、運用、学術、組織、文化など 多くの現代の基盤に生かされている。 日本はそれで…
2024/02/18 23:10
言葉のちからを知らなさすぎた
言葉というのは、実は怖いものだと思う。刃物にもなるし、 人を輝かせることもできる。言うことも、書くことも、言葉は 誰よりそれを発した人の業になる。業は結局、因…
2024/02/17 18:15
人をしてホンモノたらしめるものもの
教育というと、人は勉強と直結しがちだが、 本当に人が教えを通じて、まともな人間に育ってゆけば IQとか知識量とかでは測れない、品格が備わると思う。 別の言い方…
2024/02/16 18:03
あんな時代からあっという間
もうほとんど反応しなくなった母親に、 「あっとゆう間やったなあ」と言ったら、「そうやな」と口を開けた。 ずっと子供の頃からの記憶に母の姿があって、 ベッドで横…
2024/02/14 23:35
今というのは一体どういうことか
今ある全てを削ぎ落としても尚、残る何か。 お金、家族、仕事、趣味、健康、未来、これら確かに全て我が身から消えてゆく。 今ではなくても、老いて、病んで、死期を迎…
2024/02/14 08:08
AIの方がマシという世界
現時点で、未来予測や史実に基づく洞察など生成AIは不正確な情報を出力しているが、 当然、AIなので学習をしてゆく。良質なデータとフィードバックから精度は指数関…
2024/02/12 00:00
困ることが尽きない現実をどうする
英語で"Every problem has a solution."と言われるが、 ここには、マインドセットの違いが醸し出されている。 日本でよくある似た表現…
2024/02/11 11:35
阿弥陀仏に出会えましたか
近所で開催された真宗大谷派の教行信証講座に参加させていただいて、 隣に、色々気を遣っていただいた若い僧侶の方がおられて、帰りにお礼を言って 後でふと、「あなた…
2024/02/10 00:42
解放される一瞬
お経をあげられるというのは、実はありがたいことなのだなと感じた。 それは、ありがたいお経様なのだから、とかいうそれではなく、 今日も、それをしておれるのだとい…
2024/02/08 22:08
自分から見ていた世界
ティーカップに湯を注ぐ。ゆらゆらと湯気が立つ。 湯気としてみているが、小さな水の粒子一つひとつが群れて空中を泳いで、 すぐに空気に溶け込んでゆく。このほんの一…
2024/02/07 09:06
出会うことの本質
仏教が「誰々が何々と言った」と言うことだけで埋め尽くされていたなら、 それは、モーツァルトが楽譜を書いた、と言うようなもので、人には「だから何」にしかならない…
2024/02/06 12:18
阿弥陀如来に出会えましたか?
「あなたは、阿弥陀如来に出会えましたか?」 「私、がですか?」 「ええ、あなたは出会えましたか?」 「そもそも、出会える私がないのですよ。」 「どういうことで…
2024/02/05 08:12
知らないことから始まる
微生物の崩壊やミドリムシなどの死を顕微鏡で撮影した動画がある。 生命の終わり。 生命と外界を隔てる膜がなくなってゆき、動きがなくなってモノへと変化してゆく様は…
2024/01/31 00:00
お釈迦様はどうして仏陀
お釈迦様は如来と言われるけれど、 仏教は、菩薩を如来にする法を説くということなら、 お釈迦様がどのようにして如来になれたのかを説いている、それが仏教と言える。…
静的な生命と動的ないのち
報恩講ご法話から。〜あなたは仏様に成りたいですか〜 静的な生命と動的ないのち。 生命は大事。生きている、けれど私のモノとしてしまうと固定的な所有物のようになっ…
2024/01/30 00:37
自分というのは一体なに?
一艘の船で、海原をゆくというのと、 海原をゆく一艘の船があるというのは、 同じであるけれど、仏教的には違うらしい。 一切は生じたものではない、全ては縁起したも…
2024/01/29 09:46
本願と誓願おなじかそうでないか
歎異抄の第一条に 「弥陀の誓願不思議にたすけられまいらせて」 とある。誓願と本願はたいてい同じように捉えられるけれど、 厳密にいえば、時間の扱いが違うという指…
2024/01/28 00:00
どうして僧侶になったのですか?
僧侶になりたいという人がいるのに、自分には、 それほど情熱的にも、使命感的にも僧侶になりたいと思えていなかった。 人を救いたい、仏の教えを伝えたい、悟りを開き…
2024/01/27 00:00
シロとクロをはっきりさせる
人間、とかくシロクロをはっきりさせたがる。グレーを放って置けない。 あなたは頭がいいか?と聞かれたとき、どういう返事をするだろう。 良いです、悪いです。という…
2024/01/26 23:03
やって気づく読経の効能
坐禅も写経も、マインドフルネスにとても良いとされている。 生活の中で、あまりこれらをする機会がないけれど、個人的には、 読経はいつでもどこでもできるので、続け…
2024/01/25 00:00
お経を読む前の心相
無量寿経といえば「我聞如是」から始まる。 サンスクリットの「SUKHĀVATĪVYŪHA」(幸あるところの美しい光景)には この我聞如是の前に次の言葉がある。…
2024/01/24 00:00
二千年前のこれは何かすごいことを言ってないか
阿弥陀仏の本願とされる第十八願の中でも、この12文字の重大さ。 至心信楽 欲生我国 乃至十念至心に信楽して 我が国に生まれんと欲して 乃至十念せん サンスクリ…
2024/01/23 00:00
浄土は死後の物語に過ぎないのか
浄土は寂静の世界であるという。天国とかパラダイスのイメージとは程遠い。 サンスクリットではबुद्धक्षेत्र(buddhakṣetra)となるらしい。清…
2024/01/22 00:00
なぜ南無阿弥陀仏
似て非なる存在。 誰かが言っていた。 神社にお参りするのは、自分の願いを神様に聞いてもらいにいく。 お寺にお参りするのは、仏様の願いを自分が聞きにいく。 仏様…
2024/01/21 00:00
小さく整うなと
小さくまとまってしまうな、と。 安定するのはいいことだろうし、 悟りの境地に達するのもいいだろう、 世の中の愚かさを看破するのもいいだろう、 そういうあなたは…
2024/01/20 09:57
得度考査を終えて
心境の記録として。 「合格です。」やはりこの言葉をいただくと、心境が変わる。 真宗大谷派の得度考査。導かれるままに臨んだという感が強い。 何も緊張していなかっ…
2024/01/19 22:58
私のものなどなかった
そうか、私の浄土などないのだ。 「私の」浄土などない。 私の家はある、私の家族もある、この世ではあらゆるものに私の、と思っている。 そのまま、私の命が終わった…
2024/01/18 09:57
故郷の景色
三十数年ぶりのサグラダファミリア。 建設もだいぶ進んでいたけれど、修繕もありつつ工事現場の感が変わらない。 壮大でありつつも、芸術性のはたらきが唯一無二の存在…
2024/01/14 21:23
銀河鉄道の父
バルセロナ出張時の機内で観た。宮澤賢治と彼の父親を中心に描かれる物語。 妹が荼毘に付される時の、賢治と父親の姿が印象的。 この世の生命を終えて送り出す側からす…
2024/01/10 02:06
比較に意味がない
人間は、とかく比較をしたがる。 自分の方が知っている、自分の方が価値がある、自分の方が優れている。 自分そのものでなくとも、の帰属するもの、自分の持ちもの、自…
2024/01/06 10:29
人間であり続ける
どれだけ仏教を理解したと思い込んでも、 どれだけ悟ったと実感が持てたとしても、 自分というのは、そのままの人間を続ける。 死を超越することもできなければ、老い…
2024/01/05 23:51
別れをまえに
母から表情がなくなった。 意識が薄い状態でいることが増えて、 食事も理解できていない様子で、少し痩せきたように思う。 アルツハイマーになって実家の一人暮らしが…
2024/01/04 23:43
遥かいにしえに生きた人々
転生とか輪廻とか、ほとんど興味がないけれど、 生命である以上、DNAを引き継いで生きている。 直近であれば親のDNA。その親もまたその親もDNAを引き継いでい…
2024/01/04 00:09
令和6年修正会
武田先生のご法話から。 1.死について 人間誰しも死という現象を認識している。これは人間だけであり、動物やその他生命には死の認知がない。 現象として死というこ…
2024/01/03 00:54
基軸は知識でも方法でもない
人間は死ぬ。けれど人間は死ぬことを考えて生きていない。 当たり前だ。 死を実感した時、それを超越したくなる。 どういう考え方をすれば、どういう儀式をすれば、ど…
2024/01/02 10:30
2024 初日の出
毎年元旦はここから始まる。 星がまだ残る藍色の空が、東の水平線からオレンジに変わってゆく。 低く棚引いた一朶の雲が、下から赤く照らされはじめ、徐々に雲そのもの…
2024/01/01 08:08
自然(じねん)にあり続ける
阿弥陀仏がある、本願の力がはたらく、これは存在とシステムをいう。仏と法と言える。 この私が決めることでも、判断を下すことでもない。そういうものなのだ、で終わる…
2023/12/31 11:34
魂ってあるんですか
古い友人とランチをした時、ふとそう聞かれた。「死んだ後も魂は残ってゆくのか」 魂って何だ?何でそこが気になるのか、と不思議な思いに駆られた。 魂とやらがあろう…
2023/12/27 01:56
自分が決まってしまうこと
人を画一的、同質的なモノサシで値踏みしても、何も本質を見抜けないが 自分の半生を振り返ってみて、人間的な成長をどのように見ているかといえば、 肉体的には、老化…
2023/12/27 01:01
連関する十二支縁起
十二支といえば、年の干支を連想してしまうが、 十二支縁起は十二因縁(Dvādaśāṅgika-pratītyasamutpāda)をいう。Dvādaśa:12…
2023/12/25 23:36
私を騙してきたもの
ネット記事を鵜呑みにして、あれも陰謀これも陰謀というような 自分だけは騙されない、自分だけが気づいている、と思い込む滑稽な光景は、 情報の大衆化に伴って増幅さ…
2023/12/22 10:23
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