一斉におくるみ脱いだ梅の花

にほんブログ村

疫病の流行りし春も麦青む

にほんブログ村

新参のホーで終わりの初音かな

にほんブログ村

ジョギングや青空に月いぬふぐり

にほんブログ村

春北風雨戸叩いて逃げていく

春北風（はるならい）という季語を覚えたので使ってみました。 にほんブログ村

冴返る顎まで浸かる湯舟かな

ラニーニャかなんか知りませんが、ちょっと寒すぎます。暖かい風呂が一番ですね。 にほんブログ村

訃報聞きネット巡るや春浅し

有名な方が亡くなるとネットで昔のお姿を見たり、どんな活躍をされたのか調べたりするのは私だけでしょうか。 にほんブログ村

馬酔木の木えんじ衣で春を待つ

馬酔木（あせび）の木は白い花が咲く前の蕾はえんじ色で目立たないですね。 にほんブログ村

早春の校舎に響く「負けないで」

小学校の横でジョギングをしていると突然、大きな音で集団下校の合図の音楽が流れ始めました。トランペットのブラスバンドの曲です。何だろうと聞いていると、サビの部分で「負けないで」だとわかりました。「寒さに負けないで」「コロナに負けないで」春はすぐそこです。 にほんブログ村

早春の日纏いし君弓を引く

「そうしゅんの ひまといしきみ ゆみをひく」 誰かそんな人が近くにいればいいのですが、正直に言うと、ネットニュースの写真を見て詠んでみました。 www.nikkansports.com にほんブログ村

春の雪外壁塗りの今日も来ず

雪では仕事にならんのでしょう。 にほんブログ村

春の街廻り道して靴売り場

春です。ジョギングシューズを新調しようかなと思いついてまわり道。 にほんブログ村

チョコ届く春告げ鳥のまだ鳴かず

チョコレートは届きましたが、ウグイスはまだ来ません。 にほんブログ村

凍解けや梅の枝枝天を衝く

近所に造園業者の梅園があるので見に行ってきました。新芽を付けた枝枝が天に向かって伸びていました。もうすぐ咲きそうです。 にほんブログ村

梅の枝に春の気配や胸さわぐ

「うめのえに」でお願いします。もうすぐですね。 にほんブログ村

青空や御嶽に雪白き月

真っ青な空に白い月があって、地平線には雪をかぶった御嶽が見えました。 にほんブログ村

あれ忘れこれも忘れて冬の暮

あれをしよう、これをしようと思っていても忘れて短い日が暮れる。 にほんブログ村

雪解川夏に忘れしクロックス

小川の横の岩の上に子供用のクロックスが置いてありました。川遊びのあと親御さんが子供を抱きかかえて忘れていったのかなあ。 にほんブログ村

片栗の花恥じらいて俯ける

にほんブログ村

趣味なしと履歴書に記す春遠し

「春遠し」は春が遠いという意味ではなく、待ち遠しいという意味だそうで、待ち望む気持ちの強さを示しているそうです。 にほんブログ村

冬の街白ずくめの女歩きをり

何を着ようと自由なんですけどね。 にほんブログ村

別々に歩むと決めし浅き春

出会いも別れもこの季節にあったように思います。 にほんブログ村

灯り消し突然灯る雪明かり

雪が降っていることに気づかずに、寝ようとして電気を消したらカーテン越しに外が明るいのに驚かされました。あたり一面真っ白。 風花や竹切る音の響きあり 風花や白菜二つ畑にあり 厳寒や鳥も鳴かない夜明け前 実朝も義仲も逝った二月かな季寄せを見ていて、実朝も義仲も二月に死んだのだなと思いました。 にほんブログ村

御嶽や 真青なる空 雪被る

また見たい スケート選手 抱き合うの小平選手のことです。 冬草や 掘り返したる 獣跡近所の公園はイノシシがあちこち掘り返している。 枯木立 見え隠れする 夜の街 冬晴れや ガラス震わす 自衛隊自衛隊の飛行ルートになっていて、時々サッシが震えます。 にほんブログ村

白骨は しんしんと降る 雪の中

昔、白骨温泉の泡の湯に泊まった時は、豪雪の日でした。 一番に 歩きたくなる 雪の道 煩悩を 覆い隠して 雪積もる 消火栓 ぽつんと一つ 雪の町 寒がらす 凍て田で何か 探しけり にほんブログ村

BMが 子を拾いたる 冬の暮れ

校庭の出口で集団下校する小学生の前にBMWがサーっとやって来て、一人だけ乗って帰りました。 寒の雨 犬を抱えて 急ぐ人 冬の朝 破れ障子に 木漏れ日や にほんブログ村

冬の山 紅の味する カップかな

山に登り、友人がカップでインスタントコーヒーを作ってくれたのですが、口紅の味がしました。 にほんブログ村

ミーティング またキャンセルの 二月かな

スーパーへ行く以外は不要不急ですけどね。 にほんブログ村

コロナでも 旅したくなる 睦月かな

そろそろどこかへ行きたいなと思ったりして。 にほんブログ村