悲しみに負けぬように
悲しみに支配されぬよう、心に隙間を与えないように動く今日この頃。 2022年3月25日金曜日。祖母が亡くなった。 享年91歳。老衰だった。 予定では、その翌日の土曜日に会いに行くはずだった。 田舎から東京へと引っ越してきて、すぐのことだった。 ここなら桜が綺麗に見えるね、と言って借りた部屋で、結局桜を見れないままこの世を去ってしまった。今、地元で綺麗に咲いているサクラを見ると、複雑な想いが心に渦巻く。 僕は大学生の時に祖母にお世話になった。 当時、性別違和で心が干からびていた僕が、東京という自分をよく知っている友人・知人が多くいるこの場所から唯一抜け出せる方法が、祖母のいる田舎に移り住むことだ…
2022/03/29 01:32