ある夏の日

ある夏の日

瞬きに疲れて首を丸めて雨音に頼った重ならない波紋 絶える間もなく汗と涙は知られず静かに流れて消えていくこれからどんな夢を見るのだろう 広がり始めた小さな雲間に手当たり次第理由を詰め込む呼吸を始める健気な一歩を自由と呼べたらよかったのに 雨