【久米島紬】買取価格はいくら?査定相場より高く売るコツ&業者選び
久米島紬の着物はどんな着物?(歴史・産地など) 久米島紬は沖縄県の離島・久米島で作られている絹織物です。沖縄県内で作られている紬織物を総称して琉球紬と呼ばれていますが、久米島紬もその1つとなっています。 ただ久米島紬は最も歴史が古く、後から沖縄県内で紬を織られるようになったため、琉球紬としてまとめられたのです。 久米島紬の最大の特徴である絣模様はのちに結城紬や大島紬に取り入られるようになり、久米島紬は日本最古の紬、久米島は紬の発祥の地とも呼ばれています。 そんな久米島紬の人気は沖縄県内にとどまらず全国にまで広がり、1975年には国の伝統工芸品に指定されています。 さらに1977年には沖縄県の無形文化財に指定され、2004年には国の無形文化財にまで指定されているのです。 久米島紬の着物の特徴 久米島紬の最大の特徴と言えば、全国にも広まった絣模様です。久米島紬の絣模様は琉球王国時代から伝えられている御絵図帳という図案集が元となっており、その種類は80種類以上にも上ります。 また久米島紬は生地表面が凸凹しているのが特徴の1つで、これはすべて手作業で真綿を紡いでいるからこそ出せる風合いです。 また久米島紬は自生する植物から抽出された天然染料を用いているのも特徴で、さらに織り上がった反物を砧打ちすることで独特のツヤを柔らかい風合いがあります。 色染めから織り、砧打ちまですべての作業を職人1人の手で行われており、そのため生産量は少なくそれでいて全国で人気のため希少価値が非常に高い着物となっています。 久米島紬のほかの有名な紬 全国には久米島紬のほかにも、いろいろとその地域独自の文化を取り入れた紬がたくさんあります。ここでは全国でも有名な紬についてまとめていますので、チェックしてみてください。 ①牛首紬 牛首紬は石川県白山市白峰地区で織られている紬織物で、大島紬、結城紬と並んで日本三大紬の一つに挙げられることもある有名な着物です。 白峰地区にあたる旧白峰村はかつて牛首村という名称だったため、この名前が付いています。玉繭という二つの蚕から作り出されたものから手で糸を紡ぎ、それ緯糸として織り込んでいます。 牛首紬は丈夫さも特徴の一つで、釘が抜けるほど丈夫で釘抜紬という別名もあります。紬織物の多くは先染めで作られていますが、牛首紬は先染めと後染めの2種類あるのも特徴です。
2023/06/28 18:00