こんにちは。虹法師です。本日は変圧器の並行運転に関する問題を眺めてみます。1.並行運転の条件極性:変圧器の巻線に誘導される起電力の相対的な方向。日本の場合は減極性に統一されています。循環電流:変圧比(巻数比)が等しくないとき、2台の変圧器の二次側に電位差
現在、電験三種に挑戦中。その奮闘記や以前取得し応援ブログを書いていた放射線取扱主任者に関する記事が中心になります。また愛読誌「ニュートン」に関する記事も毎月書いてまいります。
こんにちは。虹法師です。本日は雑誌ニュートン2023年11月号の感想です。今月号のメイン特集は「化学が好きになる元素図鑑」。今月はこのメイン特集を取り上げます。恒星の中心部分でつくられる原子核は鉄(Fe、原子番号26)までです。そこまで進むと、どんなに重い星でも
こんにちは。虹法師です。令和5年問11は相対性理論問題で、「1.放射線の発見と相対性理論」の中に追加して取り上げようかと考えたのですが、かなりの難問であり、ボリュームもあるため、独立してとりあげることとしました。R5-11 次のⅠ、Ⅱの文章の( )の部分
こんにちは。虹法師です。情報のキャッチが遅くて恐縮ですが、原子力安全技術センターから本年度の放射線取扱主任者試験の問題、合格基準及び正答が公開が公開されました。皆様、自己採点の結果は如何でした。物理学のみ問題をさっと眺めて見たところですが、難しいですね。
「ブログリーダー」を活用して、虹法師さんをフォローしませんか?
こんにちは。虹法師です。本日は変圧器の並行運転に関する問題を眺めてみます。1.並行運転の条件極性:変圧器の巻線に誘導される起電力の相対的な方向。日本の場合は減極性に統一されています。循環電流:変圧比(巻数比)が等しくないとき、2台の変圧器の二次側に電位差
こんにちは。虹法師です。本日は雑誌ニュートン2024年6月号の感想です。今月号の第1特集は「実はこんなに謎だらけ-地球大解剖」、第2特集は「科学と倫理の交差点」でした。ニュートン2024年6月号 今月は素直に第1特集の地球大解剖を取り上げます。多くの方の興味を引
こんにちは。虹法師です。本日は変圧器の試験に関する問題を取り上げます。1.無負荷試験一つの巻線(上図は一次側)に定格電力を印加し、他方(上図は二次側)を開放。ここで電流、電力を測定する。鉄損と励磁電流を測定することができる。2.インピーダンス電圧試験一つの
こんにちは。虹法師です。本日は変圧器の損失と効率に関する問題を取り上げます。無負荷損:変圧器の二次側に負荷を接続せず、一次側に電源を接続するだけで発生する損失。大部分は鉄損Pi。変化しない。負荷損:負荷電流が流れることによって生じる損失。大部分は銅損Pc。
こんにちは。虹法師です。本日から変圧器問題の解説に入ります。この章から令和5年下期の問題についても取り入れたいと思います。1.変圧器の構造変圧器は、電圧を高くしたり、低くしたりできる電気機器です。コイルの巻数と電圧が比例します。変圧器の巻線には電気抵抗が低
こんにちは。虹法師です。本日は各電動機を横並びで比較した問題を眺めてみます。1.電気機器の損失(1)銅損:コイルの電流とコイルの抵抗によるジュール熱。コイル断面積を大きくすることで低減できる。(2)鉄損:ヒステリシス損と渦電流損の合計。・渦電流損:交番磁界が強
こんにちは。虹法師です。本日は雑誌ニュートン2024年5月号の感想です。今月号の特集は「もっと空が好きになる-天気と気象」「驚異の哺乳類-大哺乳類展3をもっと楽しもう」が組まれていました。ニュートン2024年5月号 6月16日(日)まで、上野の国立科学博物館では
こんにちは。虹法師です。本日は特殊なモータに関する問題を取り上げてみます。1.ブラシレスDCモータ ブラシレスDCモータは、ブラシ付とは逆に、永久磁石が回転子側に、電機子巻線が固定子側に取り付けられた構造となっています。電機子巻線が回転しないため、ブラシ
こんにちは。虹法師です。本日は三相同期電動機に関する問題を眺めてみます。1.三相同期電動機の原理 誘導電動機同様な回転磁界の中に、磁石が置かれます。よって固定子によって作られる回転磁界と回転子は同期(同じ速度)で回ります。無負荷の場合は、角度がつかず、回
こんにちは。虹法師です。本日は三相同期発電機の並行運転に関する問題について考えてみます。1.同期発電機の並行運転の条件電圧・位相・周波数が一致しているかの確認には、同期検定器が用いられます。無効横流:並行運転中の同期発電機において、起電力の差によって生じる
こんにちは。虹法師です。本日は頻出問題の三相同期発電機の短絡比と百分率インピーダンスについて解説いたします。1.無負荷飽和曲線無負荷飽和曲線とは、三相同期発電機を(1)無負荷のまま、(2)定格速度で、運転している状態で端子電圧Vと界磁電流If の関係を示す曲線で
こんにちは。虹法師です。本日は雑誌ニュートン2024年4月号の感想です。今月号は緊急特集として「能登半島巨大地震」、2本の通常の特集として「減量の新常識」「核融合アップデート」が組まれていました。能登半島地震は、短い期間によくまとめきったと編集部に労いエール
こんにちは。虹法師です。本日から三相同期発電・電動機の問題に進みます。今日はその基本となる「三相同期発電機の構造と特性」についてです。1.三相同期発電機の構造と発電原理水力、火力、原子力、いずれの発電所でもほとんどすべてで三相同期発電機が用いられています
こんにちは。虹法師です。本日は「三相誘導電動機の始動と速度制御」についてご説明いたします。1.始動制御●全電圧始動法:停止誘導電動機に定格電圧をいきなり加える。電動機の出力が電源系統に対して十分小さいとき。5kw以下。●Y-△始動法:始め一次巻線をY結線と
こんにちは。虹法師です。本日は難解な「三相誘導電動機と等価回路」を取り上げます。1.等価回路最初の図は誘導電動機回転子がまだ動いていない場合、若しくは拘束され回転しない場合です。この時固定子巻線に流れる電流によって生じる回転磁界が1回転することにより、す
こんにちは。虹法師です。本日は、表記のような三相誘導電動機の回転速度等を求める計算問題について解説いたします。ポイントは以下の式をその意味するところも含めてマスターし、使いこなせるようになることです。1.回転数と滑りに関する公式2.同期ワット、二次銅損、
こんにちは。虹法師です。本日から三相誘導電動機の問題を取り上げます。初回は基本的な三相誘導電動機の構造と種類についてです。1.回転磁界と交番磁界 先ずは固定子で回転磁界が作られる仕組みをご説明いたします。 三相の電力は各相が120°ズレながら、サインカーブを
こんにちは。虹法師です。本日は雑誌ニュートン2024年3月号の感想です。今月号の第1特集は「バイアス大図鑑」、第2特集は「時間は存在するのか」でした。2編とも楽しく興味深く読まさせていただきました。しかし感想としてはFocusの「氷河期の到来に影響を及ぼした鉱物」
こんにちは。虹法師です。本日は直流電動機・直流発電機の違いと始動・制御に関する問題について考えてみます。1.発電機と電動機 先ずは発電機と電動機の仕組みと電流について発電機はフレミング右手の法則に従って、導体が上方に運動すると手前から奥の方向に電圧がかか
こんにちは。虹法師です。本日は直流電動機の回転速度、トルク、効率等を求める計算問題について解説します。この種の計算問題を解く上で、非常に重要なことは、以下の2つです。●重要公式を覚えていること。●問題文を基に回路図がチャンと書けることこれを習得すれば、解
こんにちは。虹法師です。本日は雑誌ニュートン2023年6月号の感想です。今月号の特集は第一特集が「感動の物理」、第二特集が「日本列島にひそむ謎」でした。今回は「感動の物理」の中から「電流は瞬時に流れる。しかし電子の速度はカタツムリ以下でしかない」と、「日本列
こんにちは。虹法師です。昨年書いた2種放射線取扱主任者試験・生物に関する解説記事を、令和4年度の問題を加味して、書換更新を行っています。以前のブログでは、毎年、最新年度の出題を踏まえて、新たに記事を書くというスタイルをとっていました。しかし検索では古い記
こんにちは。虹法師です。本日は放射性同位体利用機器について解説いたしたいと思います。先ず主な放射性同位体利用機器と核種、原理の早見表を作成しましたのでご覧下さい。次に実務の検出器の原理と核種でお示しめした核種と検出器は早見表を再掲いたします。それでは関連
こんにちは。虹法師です。本日は溶媒・溶質と除染剤について解説いたしたいと思います。溶媒:他の物質を溶かす性質があるもの溶質:上記に溶けている物質溶媒は、分子の電気的偏りから極性溶媒と無極性溶媒に分けられます。水はHとOが104度の角度で結合しているため、電子
こんにちは。虹法師です。本日は雑誌ニュートン2023年5月号の感想です。今月号の特集は第一特集が「減量の科学」、第二特集が「ゼロからわかる核融合」でした。 特集以外も興味深い記事、目でも楽しめる記事が満載されていました。その中でも今月号は「恐竜が絶滅した日」
こんにちは。虹法師です。ようやく飛ばしてしまった記事の復旧が終わりました。約1ヶ月かかってしまいました。WBC面白かったですね。ずっとテレビに釘付けになっておりました。名場面がいくつもありました。その中でもとりわけ印象的なのが日本-メキシコ戦9回裏の逆転劇
こんにちは。虹法師です。本日は水、酸素と放射線の反応について解説いたしたいと思います。放射線が水に入射すると、その飛跡に沿ってきわめて短時間内にこの部分の分子がイオン化・励起され、点々もしくはスジが生じます。これはスプールと呼ばれています。LETが高いほど隣
うんこ💩死ね
こんにちは。虹法師です。半減期の長短に関して、表を作成しましたのでご覧下さい。クリプトン85(10.74年)、ニッケル63(101.2年)、アメリシウム241(432.6年)が意外と長い半減期を持つことがポイントとなる設問が多いように思えます。それでは関連した問題を眺めてみます
こんにちは。虹法師です。半減期の長短に関して、表を作成しましたのでご覧下さい。クリプトン85(10.74年)、ニッケル63(101.2年)、アメリシウム241(432.6年)が意外と長い半減期を持つことがポイントとなる設問が多いように思えます。それでは関連した問題を眺めてみます
こんにちは。虹法師です。本日は陽電子を放出する核種についてまとめ解説いたします。陽電子放出核種は、主役級の放射性核種ではありませんが、試験ではときどき出題されています。ここで確実に得点することが、合格をたぐり寄せることにつながると思われます。 陽電子放出
こんにちは。虹法師です。本日は陽電子を放出する核種についてまとめ解説いたします。陽電子放出核種は、主役級の放射性核種ではありませんが、試験ではときどき出題されています。ここで確実に得点することが、合格をたぐり寄せることにつながると思われます。 陽電子放出
こんにちは。虹法師です。本日は核反応式と中性子源の核種についてまとめ解説いたします。 核反応の前と後では、質量数、陽子数は保存されます。核反応式に関する問題は、式そのものを記憶するというより、このことのみを覚えておき、そうなっているか否かを検証することに
こんにちは。虹法師です。本日は核反応式と中性子源の核種についてまとめ解説いたします。 核反応の前と後では、質量数、陽子数は保存されます。核反応式に関する問題は、式そのものを記憶するというより、このことのみを覚えておき、そうなっているか否かを検証すること
こんにちは。虹法師です。本日は雑誌ニュートン2023年3月号の感想です。おめでとうございます。ニュートンが1981年に創刊されてから今月号で創刊500号なのだそうです。今月の特集は「ニュートン500号大全史」でした。 0号から今月号まで500号すべての号の表紙も
こんにちは。虹法師です。本日はγ線・β線を発する放射性核種についてまとめ解説いたします。よく問われるγ線、β線発生核種について一覧表にしました。とくに放射線の強さの大小を問われることが多いので、その順番については注目しておいて下さい。厳密に言うと90Yは0.0
こんにちは。虹法師です。本日はγ線・β線を発する放射性核種についてまとめ解説いたします。よく問われるγ線、β線発生核種について一覧表にしました。とくにβ線に関しては放射線の強さの大小を問われることが多いので、その順番については注目しておいてください。厳密
こんにちは。虹法師です。本日は壊変系列を作らない自然界にある放射性核種について説明いたします。1.半減期が非常に長いため現在も存在する放射性核種 前回ご説明した壊変系列を作る天然核種以外では、 40K、87Rb(4.97×1010年)、138La(1.05×1011年)等々何種類か
こんにちは。虹法師です。本日は壊変系列を作らない自然界にある放射性核種について説明いたします。1.半減期が非常に長いため現在も存在する放射性核種 40K、87Rb(4.97×1010年)、138La(1.05×1011年)等々何種類かありますが、試験対策としては40K(カリウム40)の
こんにちは。虹法師です。本日は長い年月をかけて連続的に壊変していく壊変系列について説明いたします。原子番号83のビスマス以上の元素は安定核種がなく、すべて放射性壊変します。これらの重い元素の放射性核種はウラン系列、トリウム系列、アクチニウム系列、ネプツニウ