小説 【桃源郷】金と女
立夫は金と女しか興味がない光恵は店を大きくしたいという望みを持ってるが立夫はそんなものにまったく興味も関心もない女を金づるととらえ飼いたい指向だ鵜飼いみたいなもんで餌をパクリと咥え飼い主に渡すというソレだ・・しかし光恵はそんなのんきなことやってられない右から左に売り飛ばすか身売りさせての短期の回転商売だ淫売の経営者はみんなそんなもんだし考え方の違いで衝突なんてしないし互いに認め合っている。「立夫、女集めてせいぜいいい思いをしたらいいよ」ってよくわかった姉であり女将だった荒神組の花会は結構にぎやかであった手本博打もあれば花札や昔のようにサイコロもある谷町筋の顧客がほとんどだがやくざ仲間も来るからショバ代だけでも相当なもので博打がおわったら客を浄瑠璃なんかの席に呼んで接待だ・・トラブルや揉め事もなく無事に済み立夫の...小説【桃源郷】金と女
2022/04/07 06:43