洋楽系の私がなんで今「ムード歌謡」か?
私はアメリカン・ポップスから歌の世界に入り、ラテンやジャズ系のスタンダードを自分のそのつど学んだ歌の技術で戸惑うこと無く歌ってきました。50代では他人の訳詞で歌うと感情移入できないことに気づき、自分で訳詞をはじめました。日本全国を営業でツアーしていくと「歌謡曲」を歌うことを要求されました。そんななかお客様と歌うこともありましたがムード歌謡曲と言われる曲を数曲覚えたのです。これはとてもタイヘンでしたが、それまでになんとなく聞いていたのでどんどん曲数も増えました。自分で心地よくなる歌い方を研究してそれをお客様が喜んで聞いていただけると「歌っていてよかった」ということになりますね。そういう時代の辛さとか惨めさなんてあまり感じなかったですね。むしろ「あ、自分もこういう歌い方できるんだ」という発見が喜びに変わりまし...洋楽系の私がなんで今「ムード歌謡」か?
2023/07/17 21:22