ジョーク―

ジョーク―

  地方競馬の笠松の馬柱を見ているときのことだ。 いつものように、上から下へ、下から上へと眺めて、何度目かに活字を追いながら、ふと、見詰めなおした。 「懐かしい、名前」が、飛び込んできた。 何度も見たはずなのに、何度目かにやっと、記憶が蘇る。 「確か、POGのお好み2歳馬に選んだ...