後発品企業への「念書ルール」に疑問
先日、厚生労働省が後発医薬品の薬価収載についてルールを厳格化するという通知を、日本製薬団体連合会会長宛てに出したと報道されました。内容としては、製造販売業者が薬価収載から5年以内に供給不足を起こした場合、業者は自発的に収載を2回見送るというもの。 そもそも、供給不安の一端は、薬価を下げるだけ下げた結果起こったことという認識が国にはあるのかという点が気になりました。後発品企業をたたくだけたたいて、不備が出てきたら、自主的に退場させるような仕組みを作るのがお上の仕事かと、理不尽さを感じずにはいられません。 先発、後発を問わず、医薬品全般でこれだけ供給不安が日常になっているのですから、それに対するペ…
2021/07/29 23:59