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2020/03/17

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  • 恋の始まりと愛の終わり 【後】

    咄嗟に何も言い返すことが出来ず棒立ちになった。...

  • I’ll never love again 13

    1年前のその日、類は静とフランス・パリのシテ島にあるLeル Departデパー Saintサン Michelミッシェルで遅い昼食を摂っていた。...

  • 恋の始まりと愛の終わり 【中】

    「恋を終わらせるって……どういう意味?」...

  • I’ll never love again 12

    時は少し前に遡る。...

  • 恋の始まりと愛の終わり 【前】

    Rui's story その丘に立つと様々な濃淡の緑が折り重なって、平面を綺麗に彩る様が良く見える。日が落ちる頃には、緑の半分が黄金色に染まる。その移ろいをただ黙って眺めているのが好きだった。 10年前。 目の前に広がるワイン畑を潰して、別荘地にする話が出た。 その時の俺はまだ大学生で仕事にも慣れず、無気力に日々を過ごしていただけだった。 この畑から取れるブドウで、どれほどのワインが醸造できるかは未知数...

  • I’ll never love again 11

    ジョンズ・ホプキンス病院は1889年に設立された、アメリカで最も権威ある病院の1つだ。 特に脳神経外科学はこの病院から生まれた専門領域で、全米でもトップレベルの水準を誇っている。その高い信用と実績により、訪れる患者の中には世界的企業の役員や政治家といった人間も多かった。 ヒエラルキーの頂点に立つ人間たちにとって、時に健康問題は大きな火種を生むことがある。そのため病院側は常にその対応に、細心の注意を払...

  • 30日は類君のお誕生日♡ですね

    こんばんは! 管理人のNUNでございます!突然ですが、健康と時間は何ものに代えがたい財産だと思います。皆様の貴重な数分、数秒を当ブログに費やして頂いている……そのことを考えますと私は幸せ者だなと。コメント、拍手、日々寄せられる愛情を貪っております。「私そういうのしてないんだよね~ハハッ」という方もご安心下さい。キモチイ~イ”気”を感じております!既に変態の領域に達していますので、十分伝わっております!(エ...

  • I’ll never love again 10

    作中の「」は日本語、『』は英語での会話です。 ぼうっと類を見送っていると、突然、図ったかのように高い電子音が鳴った。救急からの呼び出しかと思い、PHSを開いて「はい!」と答えるが、反応が無い。おかしいなと、画面を見てみれば待ち受け画面のままだ。相変わらず、どこかで音は鳴り続けている。「あっと……!スマホの方か!」 つくしはズボンのポケットをまさぐり、スマートフォンを取り出した。それはいわゆる格安スマ...

  • I’ll never love again 9

    医師の最大の責務は、有体に言えば病気を治すことだ。そうである以上、結果としての『死』がいつもそばにある。それは決して逃れられない、医師の“業”ともいえた。 医師たるもの『死』に慣れることは無いにしても、冷静に受け止めなければならない。特に急性期医療の現場では、良くも悪くも常に“リセットしていくこと”“客観性を持つこと”が求められる。つくしのように情に厚い人間には、自分の“思い入れ”が強くなってしまう分、...

  • 私立はなぶさ学園 ~もしもこんな世界があったら~

    私立はなぶさ学園。 幼稚舎から大学まで一貫教育を行う、都内屈指のセレブ校である。 長く女子高として知られていた学園だが、少子化の煽りを受け経営状態が傾いたこともあり、3年前から男子生徒も受け入れる共学となった。 このはなぶさ学園高等部では、F4と呼ばれる絶世の美女集団が君臨し学園を牛耳っていた。 茶道表千家西門流家元の次女、西門総子。 美作商事社長の長女、美作あきら。 花沢物産社長の長女、花沢類。...

  • I’ll never love again 8

    「午後23時56分……ご臨終です……」 つくしがベットサイドで静かにそう告げた時、周りを取り囲んでいた数人が一斉に泣き叫んだ。 この言葉はいつもひとつの残酷な事実を、周りに容赦なく突きつける。横たわる最愛の人が目を開けることは、二度とない。食べたり、怒ったり、話したり、自分に向かって笑いかけてくれることも、ない。 遺体に取りすがる人達の邪魔にならないよう、その体に付いていた機械類を静かに外し、つくしはその...

  • 不定期連載について☆彡

    皆様こんばんは! 管理人のNUNです。連載を始めて間もないですが、沢山の拍手・コメント、本当にありがとうございます!!コメントとか拍手しないけど読んでるよ~という方も、ありがとうございます!!CPを公開しないやり方をして、しかもこんなクセのある話で「引っ込めコノヤロー」とか言われるんだろうなとか思ってたら、温かい方たちばかりでした。どうやら自分の心が濁ってただけみたいデス(遠い目)←ちょっとメンヘラなもんで...

  • I’ll never love again 7

    その昔、司の父が倒れたことにより、グループの屋台骨が一気に揺らいだ事があった。揺らぎはやがて激震となり、道明寺家のワンマン経営に反対する派閥と、現経営陣を推す派閥とで激しい覇権争いが勃発した。争いが表面化すると、グループ全体の勢いは失速し、不信から株価が大幅に下落した。さらに数か月後、追い打ちをかけるような大事件が起こった。アメリカ大手の投資銀行が倒産したことにより、世界規模の金融危機が発生した...

  • I’ll never love again 6

    ニューヨーク、マンハッタン島。5つあるニューヨークの自治区の中で最も 喧々(けんけん )たる場所。5番街やタイムズスクエアといった繁華街や世界金融の中心であるウォール街を擁す。人口は160万人を超える。 時に資本主義社会の礎となり時に世界戦争の導火線となった、この街にともる無数の火は、一つ一つが陽炎のように揺蕩(たゆた )って見る者を魅了し、捕らえ、離さない。 NY証券取引所の近く、空高くそびえる超高層ビ...

  • I’ll never love again 5

    つくしと前田裕子、田中里奈の3人は、訪れた『串蔵』で炭火焼鳥とビールに舌鼓を打ちながら、楽しい時間を過ごしていた。 女が複数集まれば、話題になるのはいつも同じ。美容に関することと、恋愛話だ。 裕子は44歳になるが、どうみても30歳そこそこにしか見えない、俗にいう「美魔女」というやつだった。独身で、大手企業の代表取締役をしている彼氏が東京にいる。遠距離恋愛になってずいぶん経つが、結婚の話は出ていない。...

  • I’ll never love again 4

    田淵というその女性は、初診の患者だった。風邪症状があるので来たという。保険証を見た時、居住地が遠いと思ったが、最近はつくしの評判を聞いて来院する遠方の患者も多いので気にはならなかった。問診をした看護師も、他のスタッフも誰一人違和感を持たなかった。 しかし女性を診察したつくしは、すぐに気付いた。 保険証の住所から女性のかかりつけ医が北医院であると予想したつくしは、早速電話連絡を取った。案の定、かな...

  • I’ll never love again 3

    その日の診察がすべて終了したのは18時を少し過ぎた頃だった。それでも平素に比べれば、あり得ないほど早い時間といえた。何よりまだ、外が明るい。「でもまあ結局、6時から診察開始してるし。今日も12時間コースだったのは事実だから」 ロッカールームですらりと伸びた形のいい素足をさらけ出し、新しいパンストを履き始めた前田裕子が言うと、鏡の前で厚ぼったいセクシーな唇をとんがらせたり軽く開けたりしていた田中里奈が...

  • I’ll never love again 2

    つくしは諦めたように緩く微笑むと、受付まで歩を進めた。PCを立ち上げパスワードを入力し、電子カルテを起動する。「じゃあ、皆さん!診察券を持ってきて下さい。あ、あと月初めだから保険証も……」 言い終わらないうちに、入口の自動ドアが開いた。10cmの赤いピンヒールをカツカツと鳴らして入ってきたのは、白いニットのノースリーブワンピースを着たショートボブの似合う美女と、ピンクのシャーリングのオフショルカットソ...

  • I’ll never love again 1

    この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。 海沿いの道を疾走する一台の赤い軽自動車、ミラココア。全開になった車窓から、棚引き流れる黒い髪。 午前6時の国道を走る車は他に無く、ドライバーは法定速度ギリギリまで速度を上げようと、ややアクセルを踏込んだ。 早朝であっても盛夏の風は暖かく、女性ドライバーの頬を切るようになぞっていく。鼻の奥に潮の香...

  • I’ll never love again ~はじめに~

    物語の主な舞台は、東北にある架空の町。ヒロインのつくしは、今もそこで明るく元気に生きている。しかし、彼女にはある秘密があった。心に抱えた大きな秘密。それはいったい何なのか。彼女の何を変えたのか。そして今、つくしの隣にいるのは誰なのか。社会派(?)ラブロマンス二次小説の幕が開く! ♯シリアス ♯愛憎 ♯鬼畜…?お読み頂く前の注意点 カテゴリ欄の”はじめにお読みください”...

  • はじめまして、こんにちは!

    当ブログへ足を運んで頂き、まことにありがとうございます。 管理人のNUN(ヌン)と申します。 僭越ながら、花より男子の二次小説を書かせていただいております。 閲覧の際は、下記の注意事項を了承の上、自己責任でお願いいたします。 公開している小説は、花より男子の世界観及び設定をお借りした、二次創作となっております。皆様が個々でお持ちの原作のイメージを損なう可能性がありますので「なんじゃこれは!」「つまんね...

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