婚活戦記① 銀座 オリエンタルラウンジ
22歳の私の行動は早かった。 10歳年上の姉さんの助言を期に、その時の安定しない自営業彼氏を捨てることを決めてすぐに出会いの場へ向かうこととした。 自慢でないが、私は友達が少ない。 そして類友ゆえ、みなオタクである。 オタクは彼氏が二次元にいることが多いので、そもそも同じ次元で男の子を探したりしない。故に友達から男の子を紹介してもらったり、合コンをセッティングしてもらうことは難しいと考えた。 それ以前にオタクコミュニティの住人からは 【押しを愛するために生まれたわれらが、現実世界の男を相手にするなんて浅ましい】 とでもいうかのような雰囲気を感じており、そんな彼女たちに、私生活の現実の男の子につ…
2019/10/27 21:55