「忘却の作法」って???
今月末から東京で開催する個展「忘却の作法」は、ある意味自分のここ最近行ってきた個展のひとまず最終章ではないかと思っている。(もう個展やらないって意味ではないです)ここ3年で描いてきた絵は「記憶」の「覚え書き」であり、あった出来事や思い出した事を忘れないように描きとめている感覚でした。忘れないようにするんだったら日記でいいやん。って思ったりもする矛盾も自分の中であったのですが、それは「記憶」しておくのではなくて「忘却」する為のメモだったのだと最近感じています。おそらく自分にとっての「自分」と言うのは「記憶」の集合体?みたいなものやと思ってて、死ぬ時にそれが消えてなくなるんやと思う。(この肉体としては)記憶が曖昧な時の不安ってすごく怖い。脳の中に隙間が無くなっていくと、やっぱりここぞと言う時に出したい「記憶」が消え...「忘却の作法」って???
2021/07/11 01:52