ご本意の願(深川和上)
ご本意の願十八願はそのまま救う。信ぜさせ、行ぜさせ(称えさせ)て救う。十九願は色々な修行をした人を救う。二十願はお称名(しょうみょう)を称(とな)えた者を救うとある。さてこれをどうするか、法然上人のお弟子の間で、これをどう頂いたらいいのかと問題になった。阿弥陀さまのご本心は何だ。そりゃ十八願だよ。そりゃわかる。皆さんねえ、本願というものをどのような意味でお考えですか、根本の願ということでお考えですね。それで結構ですが、もっとわかりやすいのはね、ご本意の願、親さまのご本心の願という方がわかりやすい。なら何で阿弥陀さまは十九、二十願をお誓いになったのか。修行をした者を救うとか、お称名をまごころ込めて称えた者を救うという、往生の因法をなぜ用意なさるのかと、法然上人の門下で理解が違いました。宗祖(親鸞聖人)のお示しはど...ご本意の願(深川和上)
2020/02/27 12:16