【土】みんなのフツウが僕には難しくてできなくて
おはようございます。ハレを失ったケをどう生きよう。そう思っていましたが、意味合いの異なる別次元のハレがやってきました。ハレとケについて考えているといつも同じ作品を思い出します。中学校の国語の教科書にのっている別役実の『空中ブランコ乗りのキキ』です。別役実は童話作家でありながら、劇作家の顔ももち合わせており、この作品も非常に劇作に近い形をとっています。人々をハレの世界へと導くサーカス団のキキにとって、サーカスの公演はケでしかありません。人々にとってのハレが、キキにとってはケなのです。では、キキにとってのハレはなんなのだろう。意味合いの異なる別次元のハレがキキのもとにも訪れます。ハレには常にケイオ…
2020/02/29 11:00