「何者」感想(小説):何者にもなれなくていい。
図書館にふらっとよったら、たまたま目に入ったので借りて読んでみた感想です。映画は見てませんし、見る予定もありません。 正直、これまで読んできた小説の中でもトップレベルで共感でき、おもしろい一冊でした。「桐島、部活やめるってよ」を読んでから約四年。朝井リョウの作品を読むのは今作で二冊目。桐島、部活やめるってよ。は個人的にはあまりはまらなかったので朝井さんの作品はそれ以降読んでいませんでしたが、「何者」これは超ドはまり。就活をテーマに人間味あふれる話が展開されていくわけですが、最後までドキドキの一冊でした。出てくる登場人物は5+1といった感じで、その固定されたグループの中で就活という、一度は自身を…
2019/11/29 20:49