メガドライブ
30年前 大学の頃、家庭教師をしていました。何人かいた教え子の一人に、下宿から歩いてほんの二、三分の近所の中学三年生の子がいました。その子は、志望校のボーダーすれすれ、というよりちょっと足りない、という感じの子で、もう、あと一歩というところで伸び悩んでいました。彼は私の事を気に入ってくれていたし、私もそんな慕ってくる彼の夢をかなえるために、何かしたいとう気持ちいなっていました。家も近所ということもあり、朝6時から学校へ行くまでの2時間と学校から帰ってからの2時間、毎日4時間を週5日で教えていました。そんな時「これが家にあったら、つい、やってしまうから、先生、使ってもいいから預かっておいて」と言…
2019/09/22 14:49