2019年10月
望む心を手に入れる機械は作れるか? :気分を操るブレイン・マシン・インターフェースの提案
脳・神経系に機械を接続して人間の能力を拡張したり、補償したりするブレイン・マシン・インターフェースは、近年凄まじい勢いで発展しています。 julife.hateblo.jp 現在のブレイン・マシン・インターフェースは、マウス操作や機械の操作といった運動(motor)がメインです。これに対し、ブレイン・マシン・インターフェースを「メンタルヘルス(mood)の操作にも適応できないか?」と提言した論文が、神経科学系で非常にインパクトの高い雑誌であるNature neuroscience誌に掲載されました。 生きづらいほどに気分が悪化したのを検知して、マシンが気分を整えてくれる……そんな未来を感じさせ…
うつ病の一部には、抗うつ剤が効かないことがあります。しかし、効かない薬でも副作用は出てしまうため、ミスマッチな薬の投与は患者さんにとって非常にストレスがかかります。 今回は「顔に対する脳の反応」を機械学習で解析することで、あらかじめ薬がどの程度効くかどうかを予測できる、という研究結果を紹介します。
メンタルヘルスの悪化は、小脳の炎症が原因だった? ☆ラット研究☆
うつ病は近年では「脳の病気」と言われます。うつ病の人の脳は、炎症を起こしたり萎縮していたりと、実際に構造に変化があることがわかっています。しかし、メンタルヘルスと脳の状態の因果関係は、まだまだわかっていないことだらけでした。 今回紹介する研究では、脳の炎症は本当に気分やモチベーションに影響を与えているのか? について検討しています。
睡眠薬は、「死にたい気持ち」も眠らせてくれる?:ランダム化比較試験から
今回紹介するのは、不眠の薬(睡眠薬)が致死念慮を和らげてくれる、というものです。 表現には最大限配慮しますが、現在不安が強い方や気分が落ち込んでいる方は、落ち着いたときに見るようにしてくださいね。
2019年10月
「ブログリーダー」を活用して、リーフさんをフォローしませんか?