【土木の変】(3)エセン軍の誤算 、明のその後、ユニークな皇帝たち
前回のあらすじ 明の朝貢貿易の拒否にエセンが怒り3万の大軍を発して明を攻めた。 この動きに明の宮廷で実権を持っていた宦官の王振は自分の影響力のさらなる拡大を狙って若い皇帝英宗を親征させる。 明軍は居庸関を越えて大同に向かうも大雨で道はぬかるみ行軍は困難を極める。 拠点の大同に到着すると付近の拠点はすべてエセン軍により占領されて作戦不可能なことを知る。 勝手に「勝利した」と宣言して撤退に入る。 長い隊列で撤退行軍する明軍に対してエセン軍は弓矢で攻撃、戦力と士気を奪う。 追われる獣のようにして弓矢攻撃を防ぐために土木保という高地に布陣する。 しかしそこは水が全くない高地だったために滞陣が難しく明軍…
2019/08/02 20:12