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「赤い風船」
======================================= ●ep.1● 何故持っていたのだろう、誰に貰ったのだろう 思い出せない ただ、とてもうれしかった どこにでもある、赤い風船 タイセツナ、タカラモノダッタ ●ep.2● おもちゃの車に跨って、家の...
2019/08/01 19:00
汚れた祈り
======================================== 降り注ぐ雨に ただ打たれ続けていた 幾度も煙草に火をつけた その度、炎はすぐに消えた 街灯の小さな灯りにさえ 怯え震えて膝を折り 濡れた髪もそのままに 両手を重ねて打たれていた 頬を伝う雫はや...
2019/07/31 20:00
未来からの手紙
======================================== 僕は僕だけの道を生きたくて 勝てるように、と、牙を剥き続けてきた 立ち止まると弱さに負けてしまいそうで 躓くように走り続けた もう一歩、先に進めたら、君と輝けるような気がして…。 ひとかけらの...
2019/07/30 18:00
終わりを知ってるから
======================================== 安らかな寝息を立てて眠る君 不意に寝顔がゆがんで見えた 「ナイテイルノカ…」 頬を伝う、温かい雫を、拭う気になれなかった この柔らかな想いは、悲しみなのか、満たされているのか 2人の時間を代償...
2019/07/29 21:00
夢幻の月
======================================== もう、何もかも、洗いざらい、捨ててしまいたい 教えてほしい、何故にこうもはぐれゆく ただ、冷たい風を避けてきただけなのに 分かち合えるものなど、初めからない、と、わかっていた わかっていたのに...
2019/07/28 21:32
ソラノイロ
======================================== 本当の空の色を知りたい 空の輝きの秘密を知りたい 快適な牢獄の隙間に、燃える風の匂いを感じて 届かない天窓に、手を伸ばしてみる この部屋の住人は、湿った空気に脳をやられて 涎を垂らして恍惚な表...
2019/07/27 21:03
凍傷
======================================== 僕にはもう指がない。 絶対零度の氷の壁と 格闘しているうちに、ちぎれて失くした。 壁の向こうには君がいた。 指のない紫色の腕にむけて、 壁越しにそっと、手を重ねてくれた。 「モウ、ジュウブン、...
2019/07/26 20:35
悪魔の証明
======================================== 私は攻撃する あらゆる嘘を暴き出すために 私は攻撃する 事象の双極性を顕らかにするために 生命は光ではなく、闇に瞬く借景の輝き 私は攻撃する 人の実存は、あるがままであることだと解き明かすため...
2019/07/11 21:00
夢見草
======================================== 秒速5㎝の花吹雪、全ての悲しみに降りそそげ 秒速5㎝の散沙雨、全ての糧の肥やしとなれ 桃色の夢幻に魅了され、 手折る人々は数知れず 傷跡は脆く腐り易くあることを、 手折る人々は露知らず 葉桜の...
2019/07/10 21:24
「白紙」
======================================== 見えるよね? 君が、失くした 「タイセツ」 な、ものが… ...
2019/07/06 22:09
全部ウソ
======================================== 疑り深い君が言う。 「全部だよ、全部欲しいんだよ」 黙ってその小さなカラダを引き寄せて、抱きしめた。 「うん、俺もだよ、同じだね」 そう答えながら、一つだけ、ウソをついた。 「君にサヨナラだけ...
2019/07/05 22:39
メビウスの輪
僕のこと、好き? 私のこと、嫌い? で、始まった、「恋」 二人で一つになろうと歩いて、 僕のこと、嫌い? 私のこと、好き? で、終わった、「愛」
2019/07/05 22:19
変化
進化しているのか、退化しているのか。 それは、私以外の誰かが決めてくれればいいの。 ただ、今日の私は昨日の私とはたぶん、違う。 いいことか、悪いことか、遥か先、心臓が止まる直前に、わかれば一番いいい。 気まぐれ、と、誰かが思っても、やっぱり、明日は、変わっていたいな。 私が...
2019/07/05 21:00
君に似ている
大空を見上げて、青空を見つめて、その蒼さの中へ落ちてしまいそうだ 夜空を見上げて、星空を見つめて、その輝きからこぼれてしまいそうだ 人は勝手に、本当に勝手に、蒼さや輝きに意味や理由を持たせようとする 投影したそれらが心に響かなければ、無粋なモノとして断罪される 正確に、的確...
2019/07/05 00:32
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