わたしとインターネット

わたしとインターネット

はてなインターネット文学賞「わたしとインターネット」 卵から生まれるネットという怪獣 もう、25年くらいになるだろうか。 1997年前後の話だ。 モデムという機器でインターネットをつなぎはじめた頃に遡って欲しい。陳腐な表現かもしれないが、ネット黎明期の頃のことなんだ。 当時、私は仕事関係で米国の研究者が開発したインターネットについて考えていた。あくまでそれは文系的な関わり方だったのだが。 当時はまだ大学のコンピュータ研究者たちだけが、デジタル化した信号でネットを使う時代であった。黒い画面に数字やアルファベッドが並ぶプログラミングコードを操ってる人々のことだ。 これを一般的にしたのが、マイクロソ…