時の流れ
長い長いトンネルからようやく抜け出た気がしていた。しかし、それを待っていたかのようにひとつの命が天を登っていった。きっと、心配だったんだね。最後に元気な姿を見て安心したのかな。会うたびに一生懸命、目を見て訴えられていた。今となっては何を訴えていたのか判らないのだが、きっとよろしく頼むって言いたかったんだよね。任せてください、安心してください。みんなを見守っていく覚悟はありますよ。みんなに見守られながら天に登った命はみんなを見守っていてくれることでしょう。見守り、見守られてそれが家族ってものでしょう。みんなが集まったことでみんなが仲良くなったんですよ、これもあなたのおかげですよね。バラの花が似合う人でしたね。合掌。時の流れ
2021/05/05 10:39