令和六年五月「生命の言葉」 2024年5月1日 『 南方熊楠 』 世界にまるで不用の物なし 南方熊楠 (みなかた くまぐす) 南方熊楠 明治から昭和期の博物学者、生物学者、民俗学者。米国、英国等へ留学し、様々な言語の文献を用いて国内外で多くの論文を発表した。特に粘菌(ねんきん)などの微生物の研究は世界的に知られる。また、民俗学の分野では柳田國男と並ぶ重要な役割を果たした。生涯、在野の学者に徹し、地域の森林生態の保護にも力を注いだ。 神道知識の誘(いざな)ひ 「菖蒲(しょうぶ)に託す思い」五月五日の端午の節句は菖蒲を使って行事をするため、別名「菖蒲の節句」といいます。菖蒲の葉は香りが強く薬草とし…