エピソード4

「うん、これだな。」「どれ？」苦しみがあればあなたと共に苦しみ、あなたに悲しみがあればあなたと共に苦しむものがここに一人いる事を忘れないでください。僕は戦ってみせます。どんなにあなたが傷ついていても、僕はあなたをかばって勇ましくこの人生を戦って見せます。

エピソード3

「とりあえず、布団買いに行くか。」「別にソファで良いよ？」「うちにソファは無い。だから寝るところないんだよ。」「そっか。」俺達は少し歩いたところにあるディスカウントストアに向かった。ついでに、と言うか本来目的だったTシャツもそこで買えばいいと考えた。「その

エピソード2

「それでですね、話を聞いてくれるのはとっても嬉しいんですよ。ただ俺お金なくて、アイスコーヒー一杯御馳走してくれません？」これまた笑顔で言うもんだから呆れるしかなかった。話を聞いてもらう立場なのに、コーヒーすら奢れない…この人には見栄や意地は無いのだろうか

エピソード1

「こんにちは！」「こんにち、は・・・。」反射的に返した。街中で突然元気よく挨拶されることなど滅多にない。顔を見ても知り合いではなかった。少なくとも思い出せなかった。ただ、第一印象は良かった。スーツではないものの小綺麗な恰好、短く清潔感のある髪型、整った顔

何故俺は社会科が嫌いなのか本気出して考えてみた。

分かる。うん、分かるよ。何が分かるかったら、嫌いな話を聞いていても気分良くはならないよねって事。「これが好き！」ってことは聞いてて嫌にはならないだろうが「これが嫌い！」って話は聞いてて滅入るよね。それは、その多くが文句や愚痴だからだろう。んなもん聞いても