ボヘミアン・ラプソディを観て微毒親持ちの私が救われた話
今話題のボヘミアン・ラプソディを観た。泣いた。感動した。そして、ごくごく私的な感慨を抱いたりもした。 私の父は、微毒親だ。本人は全く気づいていないが。……まあ、気づいていたら毒親とは言わないかもしれないけれど。父は、振り幅の激しい人間である。機嫌のいいときはとにかく甘く優しい「パパ」になる。基本的に過保護な人間である。だが、父は私を「自立」と関係のある物事からは徹底的に排除しようとする。自立心の芽を叩き潰す。過保護さと、自分の都合のいい召使いにしておきたい気持ちが混ざったがゆえの無理難題を、父はしばしば私に課す。機嫌の悪いときは最悪だ。父は、父に比べて私がいかに恵まれていて贅沢かを何時間も言っ…
2018/12/29 21:28