一方的な殺戮が生む心の病を描いた戦争映画『ドローン・オブ・ウォー』
一風変わったテーストのあった「ガタカ」を監督したアンドリュー・ニコルが、ここでも主演男優のイーサン・ホークを使って作って監督した現代的な戦争映画。ドローンによる攻撃を扱った映画としては「アイ・イン・ザ・スカイ」も忘れ難いが、このロサンゼルス郊外の空軍基地に通う元空軍パイロットの鬱屈もわたしたちの心をうつ。自分の身に危険のない場所からの攻撃は、動物行動学的にみても精神を病ませるものだろう。『ドローン・オブ・ウォー』ドローン・オブ・ウォー(原題:GoodKill)は、2014年にアメリカ合衆国で製作された戦争ドラマ映画。第71回ヴェネツィア国際映画祭に出品された後、2014年のトロント国際映画祭でも上映された。あらすじラスベガス近郊のアメリカ空軍基地に置かれた空調の効いたコンテナの中では、トミー・イーガン少佐が遥か...一方的な殺戮が生む心の病を描いた戦争映画『ドローン・オブ・ウォー』
2020/01/14 10:12