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drop92.砂漠
【砂漠】砂漠の兎は砂をかき分け穴を掘っていたなぜ問うても兎は答えずその姿がいじらしくて一緒に掘った星の瞬く頃兎の姿は消えてしまったやがて私もこの星を去るもう会うことはない砂に埋もれながら星を見た会うことはないとわかっているものたちの星を見たdrop92『砂漠』drop92.砂漠
2023/10/30 16:36
drop91.星秤
【星秤】測るのは止めることですよと、星を渡る旅人の言葉を明け方不意に思い出す彼は今どの星にいるのだろういやもうどの星にもいないのかもしれないいないということそれは絶望なのか安らぎなのか旅の途中夜は明け日は暮れ秤のない重力に埋もれてゆくdrop91『星秤』drop91.星秤
2023/10/24 16:33
drop90.新月船
【新月船】月の見えない夜船は黒い海を進み先には夜だけが広がる船の中で出会った旅の楽師は長い時間一つの曲だけを奏でている幾時代も継がれてきた古い浪漫の歌なのだそうだ波音に重なってはまた離れ弦の音は海に放たれる夜は深くなるdrop90『新月船』drop90.新月船
2023/10/17 16:17
drop89.水際
【水際】行き着いた水路は入り交じった記憶のように幾つにも分岐していた辿っていけば、会えると思った。れだけでよかった、と思っていた霞んだ水路の果てはすぐそこなのか遥か先なのか頑なな思い出を握っては放し握っては放しdrop89『水際』drop89.水際
2023/10/12 15:48
drop88.夢現
【夢現】星の宿で長い季節を過ごした毎夜夢を見たおぼろげであいまいな風景の連続が走ってゆく古い日記のような夢だったそれは時という夢なのだと覚めて気づく夢現、流れるものに頼る根拠などなく明け方の痛みだけが長く残ったdrop88『夢現』drop88.夢現
2023/10/03 15:45
2023年10月 (1件〜100件)
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