190221 a kiss of spring

190221 a kiss of spring

akissofspringひとり暮らす小さな部屋のベランダ越しに風がささやく気になり始めたあのひとは故郷(ふるさと)のようにあたたかなひとわたしが生まれ育った町もやがて咲き誇る桜の季節ねえ一緒に歩いてみたいのどこまでも高い空の下そっと手をつないでくれたならはなさずについてゆくわ軽く瞳を閉じたなら頬(ほお)にやさしくキスしてね右に左に忙(せわ)しく走る電車の窓にも風が舞い込む重ねてみたいのあのひとと故郷(ふるさと)のようにおだやかな日々思い出すのは田舎の駅舎(えき)にきらきら光る午後の海岸ねえ一緒にあるいてみたいの潮騒に抱かれふたりきりそっと手をつないでくれたならどこまでもついてゆくわ軽く瞳を閉じたなら頬にやさしくキスしてねそっと手をつないでくれたならはなさずについてゆくわ軽く瞳を閉じたなら頬にやさしくキスしてね190221akissofspring