宇宙からの訪問者 NO35 小説 最終章

宇宙からの訪問者 NO35 小説 最終章

「雄、お前は絶対に大学に行かなきゃ駄目だ。お前に俺の味わった苦しみを、もう二度と味あわせたくない。大学にかかる金の事は何とかする。これは親としての、最低限の義務の履行だ。どうか頼む、俺を悲しまさせないでくれ。 そう云いながら、父は僕の手を両手で握りしめた。そばで母もばあち...