外側大腿皮神経の走行と筋枝/皮枝 代表的な絞扼部位鼡径部 ※鼡径靭帯近傍での絞扼はmeralgia paresthetica(MP)と呼ばれ稀とされるが臨床で案外出会う。 この神経は鼡径靭帯と上前腸骨棘とに挟まれる部位で90°曲がるとされ、その後縫工筋近位部を越えるか筋の中を通過し大腿筋膜に至る。この走行には破格が多くあるとされ絞扼が起こりやすい症例も存在する。 症状は大腿外側の疼痛や感覚異常で、上前腸骨棘から鼡径靭帯近傍の圧痛やTinel徴候があれば疑われる。
近年、TwitterなどのSNSでは様々なキャリアを積んだ柔道整復師が表舞台に出てきました。 しかし、今までの柔道整復師業界といえば閉鎖的で、自分の周りの柔道整復師のキャリアしかイメージできず、将来に絶望してしまう人が続出していました。 要は業界のネガティブなイメージだけが、柔道整復師間で、どうしても先行してしまっていました。 またニュースで不正請求などが取り上げられ、世間の風当たりも強くなり、沢山の柔道整復師達が業界から離れていきました。 その中には活躍する柔道整復師達と出会えないまま、諦めてしまった人達も沢山いたのではないでしょうか。 柔道整復師の様々なキャリアに触れ、選択肢があれば、せっ…
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外側大腿皮神経の走行と筋枝/皮枝 代表的な絞扼部位鼡径部 ※鼡径靭帯近傍での絞扼はmeralgia paresthetica(MP)と呼ばれ稀とされるが臨床で案外出会う。 この神経は鼡径靭帯と上前腸骨棘とに挟まれる部位で90°曲がるとされ、その後縫工筋近位部を越えるか筋の中を通過し大腿筋膜に至る。この走行には破格が多くあるとされ絞扼が起こりやすい症例も存在する。 症状は大腿外側の疼痛や感覚異常で、上前腸骨棘から鼡径靭帯近傍の圧痛やTinel徴候があれば疑われる。
腋窩神経の走行と筋枝/皮枝 代表的な絞扼部位外側腋窩隙(quadrilateral space) ※腋窩神経は外側腋窩隙/三角筋内面により固定されているため上肢の過外転、外旋の強制で絞扼される例えば野球、ボート競技などのスポーツでみられる
大腿神経の走行と筋枝/皮枝 代表的な絞扼部位腸腰筋/鼡径靭帯間大腿直筋近位部内転筋管(Hunter管) 膝痛の原因の一つとして、内転筋管での絞扼による膝内側-下腿内側の痛みが有名
橈骨神経の走行と筋枝/皮枝 代表的な絞扼部位橈骨神経管腕橈関節の屈側短橈側手根伸筋近位部回外筋(回外筋入口部はFrohse arcadeがあり、出口にも腱様部があるためそれぞれ絞扼リスクあり)※骨折などによる高位での障害はdrop hand それに対して低位での障害はdrop fingerとなる 長橈側手根伸筋/腕橈骨筋の間の腱膜より皮下に出る「橈骨神経浅枝」単独の絞扼もある(Wartenberg病)※浅枝は純粋な知覚枝(皮枝)
尺骨神経の走行と筋枝/皮枝 代表的な絞扼部位struthers arcade内側筋間中隔上腕三頭筋内側頭Osborne ligament(弓状靭帯)肘部管(※上記靭帯は連続しているとされている)深屈筋・回内筋腱膜ギヨン管(尺骨神経管)
正中神経の走行と筋枝/皮枝 代表的な絞扼部位struthers ligament(struthers arcadeとは別)による絞扼上腕二頭筋腱膜による絞扼円回内筋(回内筋症候群)浅指屈筋腱性アーチ(前骨間神経症候群)手根管症候群
✔坐骨神経の走行と筋枝/皮枝 代表的な絞扼部位梨状筋周囲ヒラメ筋腱弓足根管中足骨と深横中足靭帯間(第2-3-4足趾間で多くMorton病と呼ばれる) 坐骨神経と言えば梨状筋症候群が有名ですが、その枝である脛骨神経の絞扼障害もよく臨床で出会います。
歩行観察は慣れないとなかなか仮説を挙げるのが難しいですよね。 そのような時は、とりあえず患側の立脚期から注目してみるのがお勧めです。遊脚期の時って、反対側が立脚期なので結局は大体立脚期に問題がある場合が多いです。 なのでまずは立脚期に絞ってみてみましょう。(IC〜Psw) それでも何からみていいかわからない時は、IC(初期接地)に注目してみるといいと思います。 歩行は接地時の衝撃をいかに緩衝するか、重心の移動をスムーズに行えるかが課題です。ICは最初に衝撃吸収を行う場面であり、この時ヒールロッカーによる重心の持ち上げが起こります。 ICは何かしらのイベントが起こりやすく、大体その後のMst〜P…
近年、TwitterなどのSNSでは様々なキャリアを積んだ柔道整復師が表舞台に出てきました。 しかし、今までの柔道整復師業界といえば閉鎖的で、自分の周りの柔道整復師のキャリアしかイメージできず、将来に絶望してしまう人が続出していました。 要は業界のネガティブなイメージだけが、柔道整復師間で、どうしても先行してしまっていました。 またニュースで不正請求などが取り上げられ、世間の風当たりも強くなり、沢山の柔道整復師達が業界から離れていきました。 その中には活躍する柔道整復師達と出会えないまま、諦めてしまった人達も沢山いたのではないでしょうか。 柔道整復師の様々なキャリアに触れ、選択肢があれば、せっ…
https://twitter.com/haritohito/status/1240416503142297601?s=21 先日、上記話題で穴田 夏希先生、建部 陽嗣先生のインタビューがハリトヒト内で公開されました。 今回は元々とても興味がある話題で、また穴田先生の資格が僕と全く一緒なため、どのような視点でお話されるかなど、わくわくしながら読ませて頂きました。 対談では様々な視点で議論され、他職種連携や鍼灸師の立場、病院でのポジション開拓の難しさなど、沢山の貴重なお話に触れることができました。 また、このお二人にインタビューしているさまんささんが鍼灸師としての視点で質問されているのも興味…
早いもので、はてなブログを無料版で始めてもうすぐ1年3ヵ月経とうとしています。ここで現在までのアクセス状況と運営についてまとめてみます。 ちなみに3か月目までの運営記録は以下の記事で書いています。↓ pthari.hatenablog.com 4ヵ月目 5ヵ月目~7ヵ月目 8ヵ月目~10ヵ月目 11ヵ月目~15ヵ月目 まとめ 4ヵ月目 3ヵ月目では7141PVでしたが、この月で大幅にアクセスを伸ばし「12608PV」となりました。平均400PVでバラつきは少なく多くて500PV台少なくても300PV台です。 この月に何があったかと言うと・・・じつは何もしていません。 私生活が忙しくなり、書いた…
リハビリを実施する際、バイタルサインの確認は重要となります。 介入できるかの判断材料にしたり、運動時の負荷量が適切か確認するなど毎日の臨床で必ず測定する場面がでてきます。 今回は自身の勉強のために血圧測定の基本をまとめてみます。 血圧 血圧を規定する因子 血圧の測定法 数値そのものより変動が大事 運動時の血圧変動 高齢者の高血圧のリスク 脈圧と平均血圧とは? 脈拍により大まかな血圧を知る 前負荷と後負荷 まとめ 血圧 「血圧」とは動脈圧のことを言います。 臨床では体表から血管を締め付けることで、この動脈圧を確認します。 この動脈圧の最高値を「収縮期血圧」、最低値を「拡張期血圧」といいます。 心…
関節と一口にいってもじつは部位によって様々な形を持っています。 解剖学の初歩として、この関節の形を大まかにグループ分けした「関節の形による分類」が有名です。 今回はその中でも、国家試験でも問われやすい楕円関節(顆状関節)についてまとめてみます。 楕円関節=顆状関節 どんな形の関節? 2軸性関節 どんな関節がこの形になってるの? まとめ 楕円関節=顆状関節 楕円関節と顆状関節はじつは同じです。 しかしどちらもよく使われるために、かなり混乱します。 まずはこの2つの名前が同じものだという事を頭に入れましょう。 どんな形の関節? 形のイメージは「楕円関節」という名称がよく表していると思います。 球関…
「代謝」ってよく聞く言葉ですが、リハビリではどのような場面で関わってくるのでしょうか。 今回は運動時の代謝について、整理してみます。 代謝とは? 代謝はどこで行われるの? 嫌気性代謝と好気性代謝とは? 嫌気性代謝と好気性代謝は行われる場所も違う 運動をするとどのような代謝が起こるの? 高齢者ではどうなるの? 低栄養のリスク まとめ 代謝とは? 代謝とは新陳代謝の略称で、要は「エネルギー」とそれに代わる「物質」の等価交換です。 この代謝は大まかに「異化」と「同化」に分けられます。 「異化」とは物質を分解してエネルギーを得ることです。 (物質→エネルギー) 「同化」とはエネルギーを消費して物質を得…
リハビリを実施する際、バイタルサインの確認は重要になります。 介入できるかどうかの判断材料にしたり、運動時の負荷量が適切か確認するなど毎日の臨床で必ず測定する場面が出てきます。 しかし、測定した数値から心肺の状況を判断することはなかなか難しいです。 今回は自身の勉強のために脈拍測定の基本をまとめてみます。 脈拍(脈拍数) 脈拍の測定法 数値そのものより変動が大事 脈拍数と心拍数の違い 交互脈 どのように心拍数を管理するの? 不整脈の場合は自動血圧計ではエラーがでやすい まとめ 脈拍(脈拍数) 脈拍数(あるいは心拍数)とは「一分間の拍動数」を指します。 成人の安静時脈拍数は60~100/分(bp…
回復期病棟に入棟される患者さんの状態は千差万別です。 それこそ歩行がスイスイできる人から寝たきりの人まで様々です。 このような回復期病棟においてセラピストに求められるのは、「現状の能力の把握」とそれに基づいた「ADLの設定」です。 誰に求められるかといえば、主に医師・看護師です。また、患者様やご家族に説明する場面もあるかもしれません。 他職種との連携の際に、この部分で意見できなければセラピストの役割を果たせていないと言われても仕方ありません。 また患者様やご家族にしっかり説明できなければ信頼関係が築きにくくなります。 しかし、このADLの設定が非常に難しい部分でもあります。 今回はリハ職として…
よく「もみもみセラピスト」なんて比喩されますが、リラクゼーションやストレッチは重要な治療手段です。目的があれば、これらの手技はとても効果があります。 ただの慰安として医療の場面で行われることが問題視されていますが、その重要性を再度臨床で感じたのでまとめてみます。 リラクゼーションとは? 筋スパズム(spasm、攣縮)とは? 「筋スパズム」と「筋短縮」を区別する 短縮は「拘縮」や「筋萎縮」と何が違うの? まとめ リラクゼーションとは? リラクゼーションとは筋の過緊張を緩和することで、皮膚や筋肉などの軟部組織を「ほぐす」ことです。 無意味にほぐすことは慰安でしかなく、リラックスさせるだけでは目的と…
中枢神経とは「脳と脊髄」のことです。 これらの中に「灰白質」と言われる細胞体の塊と「白質」と言われる軸索の塊があり、場所ごとに名称がつけられています。 そしてそれらを繋ぐ、上行性、下行性の経路は伝導路と呼ばれ、役割ごとに分類されています。 この伝導路の終末は前角細胞や後角細胞(例外はあります)であり、そこから末梢神経に変わります。 中枢神経を理解するには、まずそれぞれの部位を整理して、次に伝導路がどう走行して対応する末梢神経に繋がるかを知ることが重要になります。 最初は大まかな全体像から説明していきます。 中枢神経の全体像 大脳皮質 まず脳室を理解する 間脳と大脳基底核 大脳辺縁系 脳幹 脳神…
トイレ動作って理学療法を進めていく上でポイントになることが多いと思います。 その際、ついつい起立・着座や立位保持、下衣の更衣、移乗などの動作に着目しがちですが、意外と重要なのがそもそも「尿意・便意があるのか」というところです。 今回は、リハビリを進める上で重要な「尿意・便意」についてまとめてみます。 トイレはなぜ重要なの? ついつい動作に着目してしまいがち 尿意・便意なく自宅に帰るとどうなるの? 他にも重要なポイントはあるの? まとめ トイレはなぜ重要なの? 回復期病院では、退院先(あるいは転院先)を想定してリハビリを進める必要があります。 そこでまずself-care(食事・トイレ・入浴。整…
物理療法はセラピストにとって、ごく一般的な治療手段の一つです。しかし、その効果を有効に使えていないこともよく見受けられます。 今回は物理療法機器の中でもよく使われるものを中心にまとめます。 物理療法機器の効果って? 主に慢性期に適している マイクロカレント(微弱電流)とは EMS(電気的筋肉刺激)とは 周波数とは 強度とは 低周波が一般的 超音波とは 金属挿入で禁忌となる機器は? まとめ 物理療法機器の効果って? 物理療法機器の効果は大まかに分けると、「鎮痛」「機能改善」「組織再生促進」の3つになります。 このうち機能改善とは、筋力強化や関節可動域改善を指しています。 しかし、これらの効果を適…
歩行観察は慣れないとなかなか仮説を挙げるのが難しいですよね。 そのような時は、とりあえず患側の立脚期から注目してみるのがお勧めです。遊脚期の時って、反対側が立脚期なので結局は大体立脚期に問題がある場合が多いです。 なのでまずは立脚期に絞ってみてみましょう。(IC〜Psw) それでも何からみていいかわからない時は、IC(初期接地)に注目してみるといいと思います。 歩行は接地時の衝撃をいかに緩衝するか、重心の移動をスムーズに行えるかが課題です。ICは最初に衝撃吸収を行う場面であり、この時ヒールロッカーによる重心の持ち上げが起こります。 ICは何かしらのイベントが起こりやすく、大体その後のMst〜P…