「プロレス」という文化: 興行・メディア・社会現象 岡村正史 感想
「プロレス」という文化:興行・メディア・社会現象作者: 岡村正史出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2018/12/13メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 感想 本書はプロレスという文化をロラン・バルトの「レッスルする世界/プロレスする世界」の翻訳の比較から始まり、フランスプロレスの隆盛や力道山、アントニオ猪木、UWFなどの日本プロレスの歴史、メディアや政治とのプロレスの関わり方などから読み取っている。 著者は力道山に関しての著作を多く出しているということもあり、第二章で書かれている力道山を巡るショー・八百長論とメディアへの影響の記述が非常に興味深かった。 力道山は戦後を代表…
2019/02/14 12:00