【感想】『羊と鋼の森』(宮下奈都)/文藝春秋
深い森のように静謐で、その森に踏み入った先に、木漏れ日が見えるような、静かで、暖かい、物語でした。17歳の秋、主人公・外村は、偶然学校の体育館にあるピアノを調律する板鳥と出会い、そのピアノが奏でる音色に魅了され、調律師を目指すことを心に決める。念願叶い、地元の楽器店で調律師として働き始めた外村は、ひたすらピアノの音に向き合い、ピアノを奏でる人と向き合うことになる。個性豊かな先輩調律師や、魅力的なピア...
2018/03/06 14:21
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