はてなの茶碗
京都のお話ですが音羽の滝が御座います。 その滝の前に茶店が在ります。 そこに腰を下ろしてお茶を飲んでいたのは 歳の頃は五十前後のどっから見ても大店の主の格好をした方。 飲み終わった後に不思議そうに茶碗をひっくり返したり、日に透かして見たり首をひねって「はてな?」と言って茶碗をそこに、茶代を置いて出て行った。 横で同じようにお茶を飲んでいたのは電気の無い時代、行灯に入れる油を荷で担いで売る油屋…
2020/02/23 16:44
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