【ラモーンズ】 ~悪魔さえ度肝を抜かれた華麗なるロックンロール~
【ラモーンズ】 ~悪魔さえ度肝を抜かれた華麗なるロックンロール~ ピストルズは大阪的で、遠慮もなく、洪水のように一気にどっと押し寄せて来く感じだった。それに比べると、当時ニューヨークのサウンドには、東京のように、複雑に絡み合う感情が溢れ出したかのような、都会の気取った不良といった印象を持っていた。 その中でも、度肝を抜かれたのはラモーンズだった。 最初から最後まで、問答無用に、繰り返しロックンロールを只々叩きつけ、こっちが着いて来ているかどうかなんて、全くお構いなしだった。 二十歳の頃、大阪の御堂会館で彼らのライブを観た時も、アルバムで聴くような生やさしい側面は全く感じられなかった。最初から最…
2017/09/30 02:26