風呂に浸かりながら温泉案内を読む(宮田珠己『四次元温泉日記』)
先日隣接する市に用事があったので行った帰り、そこの大型書店へ寄った。私が住んでいるまちには大きな書店がないので、たまに訪れるこの本屋は私の心のオアシスである。 棚を物色していると、最近発売された一冊の文庫本に目が行った。 宮田珠己の『いい感じの石ころを拾いに』(中公文庫)だ。 メディア: この商品を含むブログを見る 宮田珠己氏(以下、敬意を込めてタマキングと呼ばせていただく)の本を最初に読んだときのことはよく覚えている。 大学生の頃、立ち寄ったブックオフの棚で偶然出会った。棚を物色していると、目に飛び込んできたのはタマキングの『ときどき意味もなくずんずん歩く』だった。 ときどき意味もなくずんず…
2019/11/26 22:41