ジョンに捧ぐ
ジョンそばにきて、涙ぐんだ目をそっと閉じてくれ君の悲しみの苦痛は君の五感が起き上がる時には消え去るにちがいない平壌の花々は息をしているようにもかかわらず、折にふれ、死人のようになるそこには、お試しは無いそれは、死とともに分け与えられるもの国境の内側の話を僕が説明できなかったとしても、だ脱国した君たちの国境のへりで、君の本当のぬくもりの下にいれるのなら僕はキスさえしたいと思う君らの磁石のような政治運動はなおも、僕が入って来る一瞬を捉えるしかし、その行動は僕の心を悲しませるだけだ君が、ありえない世界の一部になろうとするところを見る為の愛それはただの夢で、ね、真空で、陰謀だ、ね、そいつは、そんな風に君を吸い込むのさ僕には、君が頭を捻っているのが見える、そして、口から無用の泡を吹きながら指示を出す教えてあげよう、南へ引...ジョンに捧ぐ
2017/12/17 03:48