italian-lifestyle　一皿のおしゃべり

これからはオーガニック！ センシブルな眼差しをしてゴッドファザーが言った。

カウンターの奥に居て微笑んでいたのは、あの妙齢の女性だった。その横では、右が四角、左が丸というアンバランスな黒縁メガネをかけた若いイタリア男が微笑んでいた。…

2016/12/14 16:18

食卓にある『ワインの真実』。それを教えてくれたのは〝変なイタリア人〟だった。

「昨夜は『イタリア映画を観る会』だったんですよ」ブルーグリーンの瞳をした若い女性はそう答えた。それが、ゴッドファーザーの娘さんと交わした僕の最初の会話だった。…

2016/12/13 14:14

たった0.1ミリの先入観。でもそれは〝透明な鋼鉄〟で出来ていたりする。

そう「ワインの真実」だ。おおらかな自然体で生きるイタリア人の秘密を解き明かす鍵は、この意味深なフレーズの中に眠っているに違いない。けれどその話をする前に、もう…

2016/12/09 16:30

一つ屋根の下、今夜もマンマを囲んだ〝一皿のおしゃべり〟がはじまる。

  僕の会社が入居している商業施設は、広い敷地内に建っている3つの大屋根の建物の中の一つ。その同じ一つの屋根の下に〝変なイタリア人〟がやってきたのは、今から2…

2016/12/06 07:00

マイライフを生きる！

フィレンツェのこの辺りの通りに、そのアンティークショップはある。名前は『ルカ』。お店に入ると、他の骨董屋とは明らかに違った雰囲気が漂っていて・・・。  声をか…

2016/12/05 14:35

人生は100センチ。

どんな人の人生も100センチメートル。たとえ数時間の命でも、50歳でも100歳でも、そのサイズは100センチメートルなんだ。  だから1センチずつ1センチずつ…

2016/12/04 08:44

人生のサイズが変わる瞬間。

心のサイズを大きくしたければ、シエナに行けばいい。自分を取り囲む建物の高さ、目の前にすり鉢状になって広がる異様とも映る広場空間、肌にまでひしひしと伝わってくる…

2016/12/02 07:00

「死にゆく町」の美学。

チビタ・ディ・バーニョレージョ。「死にゆく町」とも呼ばれる集落だ。  今から2500年も前にエトルリア人によってつくられた都市。凝灰岩の台地に立ち、その周辺が…

2016/12/01 07:00

三ツ星のセリフで決めよう！

「美の競演だね」と二ツ星のイタリア男が呟くと、すかさず「君の美しさの前に出る者はいないね」と三ツ星男が囁く。  勝者は三ツ星！女性への褒め言葉は、オンリーワン…

2016/11/30 07:00

自分の人生をフレーミングしてみる。

そのシーンに自分を配置してみること。それもフレーミングと呼んでいいと思う。それをすると何が解るのか？ まずは自分のサイズや大きさが解る。自分がそのシーンに似合…

2016/11/29 07:00