詩 夢みたい

詩 夢みたい

晴れ渡るあの日の陰がうつらうつらしゃがみ込み袖が風を誘い花が笑う流れる一抹の刻を幾つもの宙を描く放物なぜ夢の跡はこの胸の裡を抉るのだろう寂しげな瞳にねぇどうして鮮やかな穹は永久の約束を描くの華々しくいじらしい花々の散る姿雲間に翳る花びらは幾つもの宙を描いた夢の跡晴れ渡るあの日の理由がしゃがみこみうつらうつらと夢現を誘う花の薫り眠れぬ夜をいつまでもこの手の中で抱きしめてあげる穹→そら詩夢みたい