陽のはじめてのひとりごはん
馬たちにエサをやるとき、陽が生まれてからは、楽を馬房に入れて、詩と陽は一緒に食べさせていた。 馬たちは、群れができると、上から下まで順位が決まってしまう。 みんな一緒にエサをやろうとすると、上の順位の馬が独り占めしてしまうことがある。 楽と詩では、詩のほうが順位が上で、2頭一緒にエサをやると、詩が楽を威嚇して、エサを独り占めしてしまう。 陽は、これまでは問題なく詩と一緒に食べていた。 ところが最近、詩は陽のことも時々威嚇するようになった。 陽も大きくなれば、群れの一員として、ボスの詩には遠慮しなければならなくなる。 というわけで、陽の新しい飼い桶を買った。 これからは、3頭別々にエサをやろうと…
2017/01/31 05:51