ポガチャルがチプレッサでアタック!最後は世界王者経験者3人の戦い!2025ミラノ〜サンレモの感想、結果、ハイライト動画
1907年から開催されワールドツアーの中で最も走行距離が長いミラノ~サンレモ。今年は289kmのコースとなる。いうまでもなく5大モニュメントの第1戦目となり、春の訪れを告げるモニュメントでもある。 走行距離が長くしかも最後の勝負どころ以外は特に難しい区間もないので退屈なレースと言う人もいるだろうが、それでも毎年終わってみれば「今年もめっちゃおもしろかった」と思うレースだ。 そしてやはり今年もチプレッサからの攻防は大興奮のものとなった。もちろんその主役はタデイ・ポガチャル。 ポガチャルが最も勝つのが難しいされるモニュメントで彼がいつどこで攻撃するのかが最大の注目であり、カレブ・ユアンが「ポガチャルは、勝つためにチプレッサは捨てたほうがいい」とも言っていたが、それでも今年もポガチャルはチプレッサでの攻撃にこだわった。 そして最後は世界王者経験者の3人だけのバトルとなった。 2025 ミラノ〜サンレモのコース 勝負どころのチプレッサとポッジオのデータがこちら。 レビューやハイライト 雨のスタートで、ポガチャルも寒そう 今年のミラノ~サンレモは雨と低温の中でのスタートとなった。 ポガチャルも体が温まらずこのように手先に温かい血流を送るためか上半身を動かす。他の選手でもこのように体や腕を動かす選手がいた。 だがプロトンが進むにつれて路面も乾き始め、やがて雨は完全に止みドライコンディションの地域へ入る。 チプレッサが近づくにつれ緊張感が増す 残り50kmほどになり3連続CAPO(MELE、CERVEO、BERTA)が登場する頃になると、そこからしばらくのところにあるチプレッサに向けて少しずつプロトン内部の緊張が高まる。落車やちょっとした接触、メカトラなどが増えだす。 一方で逃げ集団の中からはバルディアーニのマルティン・マルチェルージが短い登りを利用して単独で力強く抜け出し独走をスタート。 そしてチプレッサが始まる。 チプレッサ!ポガチャルいったああああああああああああああ!! そして残り30kmを切るとチプレッサ!距離5,6km、平均4.1%。粘ったマルティン・マルチェルージもチプレッサの登り口で吸収される。 昨年はチプレッサでUAEトレインがポガチャルを牽引したが、今年もティム・ウェレンスが先頭でチプレッサを牽引。だが最初はポガチャルが先頭から10番目~20番目あたりにいて、ポガチャルの周囲にもUAEの選手がほぼいない感じ
2025/03/23 02:04