ラスト

ラスト

おれはパチンコを愛していた。 ある時は念力を使い、またある時はダウジングを駆使しながら勝利へ向けて走ってきた。 猛吹雪だろうが大雨だろうがお構いなし。そこにパチンコ屋がある限り、吸い寄せられるようにおれは通った。