妃は見抜いていた。
ギュゲスはのがれるすべもなかったので覚悟を決めた。カンダウレスは就寝の時が来るやギュゲスを室に連れこみそして妃もそれから間もなくやって来た。ギュゲスは彼女が入ってきて衣類を置くのを見守っている。彼女が床へ歩を移して後ろ向きになるや彼は出た。しかし彼が出て行くところは妃の目にとまったのです。彼女は夫のたくらんだことが読めたけれども恥ずかしかったので叫ばなかった。夫に報復しようと期したので見抜いたそぶりも見せなかった。夜が明けるないなや・・・(続く)妃は見抜いていた。
2019/01/31 16:26