民法 平成19年度第2問

民法 平成19年度第2問

1 BC間の法律関係 (1)賃貸人について Cは、Bが引き続き賃貸人であることを次のような法律構成で主張することが考えられる。 平成19年7月1日のAB間の合意は貸す債務の免責的債務引受である。免責的債務引受について明文はないが、一般的に責任財産の変更を伴い債権者を害するから債権者の同意が必要と解釈されている。したがって、貸す債務の債権者である本件建物の転借人Cの同意がない本件では、賃貸人の地位は移…