大鹿村騒乱記 第4章 第12話
圭吾から返された資料を見て大林は納得した。圭吾が推薦したいという娘――伊藤里奈という人物が送ってきた漫画が、極めて高い水準であったことは、選考の過程でも話題になっていたからだ。「わかりました、小野山村長にそう伝えておきますよ。まぁ、あなたが推薦するのであれば、必ず受かるでしょうけどね」「すまんな、恩にきる」 その後も会議は順調に進み、他にも幾つかの業務連絡や命令が下され、解散の運びとなった。「では...
2018/05/19 17:55
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