国東の夏みかん
兄から空き家となった国東の実家の庭で実った夏みかんが送られてきた。母も毎年、収穫しては、近所に配ったり、自分で食べたり、時には私に送ってくれた。妻と2人で1個づつ食べ、母のご仏壇にお供えした。ここ数年、辛い日々を過ごすことが多い。でも、きっと○月になったら、来年になったらと思いながら、前向きな気持ちを持とうと努力している。妻も職場で「時々、辛そうな顔をしているね」と言われるそうだ。母は父の死後、ずっとこんな思いを抱きながら毎日を送っていたんだろうなと思う。「本当に侘しいんで。」と言う母の言葉を聞いたことがある。家族と離れてずっと一人でどんなにか寂しかったことだろうと思うと涙が出てくる。もっともっと親孝行してあげれば良かったと心から悔やむ。私の人生、本当に後悔ばかりだ。国東の夏みかん
2016/05/24 19:15