病気になってきづいたこと
病気になってよかったなと思ったこともある。人の優しさに気づいた事。世話をしてくれる看護師さんは、もとより優しさが身に沁みるが、自分自身も今まで優しさが欠けていたと気づいた。老いた両親のことをよく思い出す。晩年親たちは、歩行障害になったのだが、その辛さ不便さは、自分がなってから初めて理解した始末。親たちは、私よりずっと歳をとっていたが、ほんとうには、何もわかっていなかった。杖をついて、またはシルバーカーを押して歩いていたが、私は、いたわりの心ももたず、手をひいてあげることもしなかった。不安定な足どりに手をかして貰えたらどんなに安心でうれしいか。またズボンやパンツのあげさげも苦労していたのをみていたが、助けてあげなかったのも心痛む思い出。病気になってきづいたこと
2015/10/27 09:49