ハンコ廃止、おじいさんのランプ、と、元号について

ハンコ廃止、おじいさんのランプ、と、元号について

2020年10月19日政府主導のハンコ廃止の話、一瞬、新美南吉の「おじいさんのランプ」が頭に浮かんだ。ランプ売りを生業とするおじいさんだったが、あるときから電燈が村に入りだした。それでおじいさんは絶望的になってランプを次々と集めて谷川に投げ入れて割っていった、というのが家内、私のぼんやりした幻想的なシーン、記憶だ。しらべなおした、“孫にきかせる「おじいさんのランプ」の話”はちょっと違う。おじいさんはランプもない村で過ごしていたが、あるときランプが輝く“竜宮城”のような村に行った。おじいさんは、これからは“ランプの時代だ”、と思い、そしてランプを手掛け成功した。ところが、いつしか電灯が村に入ってきる時代になった。おじいさんは絶望的になって、自分のもっているランプ全部に油をいれて点火し、谷川に持っていって木に吊るし...ハンコ廃止、おじいさんのランプ、と、元号について