よしながふみ 『ジェラールとジャック』

よしながふみ 『ジェラールとジャック』

本作は一冊読み終わった後の満足感が本当に凄くて、私は読み返すたびに「は~!いいもの読んだ~!」としみじみ読後感に浸ってしまいます。これ、たぶんストーリー展開の面白さそのもの以外にも、一冊分のボリュームがある程度充実していること、そしてメインキャラクターの人生に長期間焦点を当てて描いていること、この2点のおかげも大きいのではと思います。なので、本書については単行本2巻分の分量がある文庫版で一気に読めことをお勧めします。